2002年7月25日(木) 【地域保護主義について】

 HAPPY BIRTHDAY TO ME!!38歳の夏であります。38年前、母はたいへんでした。

 週末の行事の多さや来週からの県外調査に、この腰痛、足痛、頭痛で耐えられるのか、不安が募る中年の域に入りました。

 抜本的な肉体の構造改革を図るため、コーラをなぜか牛乳に、自動車を徒歩に、変え、そういえば、「38歳の夏だよ、心底健康に気をつけようと思ったのはね」、といつか笑えるその日が来ることを誓い、岡山県の公器として健康管理に務めて参ります。

 さて、昨夜ある職員の方達との会で、質問がきついというのは前提の上で、「若い職員はちゃんと見ていますよ」「少なくとも、マスコミに伝える時、何本指かの優秀な議員に入ってきたぞ」という誉め言葉を頂き、100分の99が、お世辞でも、100分の1の真に、頑張ろうと誓っております。


 ところで、最近、いわゆる公共工事等の入札に関して、様々な業界の方から、様々なご意見を頂戴致します。透明性を高めコストダウンを図るために、非常に広く、門戸を開き、あるいは、電子入札も、その一環であるような・・・。

 結果として、地域外の業者に叩かれて、業界が、ボコボコにされる・・・そんな話ばかりです。

 景気の冷え込んでいる状態の中で、金をまわすという意味で、公共事業(物品の購入まで含めて)の意味合いは、益々重要になっていると思いますが、いくらボーダレスだグローバルスタンダードだと言ってみたところで、現実問題、他地域の業者に金をまわしても、地域内の業者からの税収も上がらなければ、地域内の市民県民の生活が潤うわけでもなんでもないのですから、公共が行う理由がありません。

 もちろん、民間であれば、いかような手段も許されると思いますが、コストダウンを錦の御旗に、部分的には、県民の税金の使用をこれだけ削減しましたよと言っても、全体としてみれば、県民にダメージを与える、そういう公共事業が如何なものか、と私は思います。
 民間と異なる行政の役目というのもあるのかもしれません。

 還元すれば、絶対に潰れることがない公共が、コストダウンのために、民間を締め上げるとすれば、本末転倒も甚だしいと思います。

 過去の入札に関わる様々な問題や何かと無駄の多い公共事業に対する批判も踏まえた上でなお、あるいは、逆に振れすぎたような行政の方向に対して、疑問の声を上げたいと思います。時代を戻すことは許されませんが、極端から極端は、いけないと思います。

 いずれにせよ、国民・県民・市民の生命・自由・財産を守るのが、政治、行政の役割ですから、そのためには、敢えて、地域は地域の保護主義を掲げるのも、ひとつの手段ではなかろうか、と思います。
 大切なのは、どういう手段が、結果的に、地域の市民・県民を守ることになるのか、ということです。

 この点につき、是非、皆様のご意見をお知らせ下さい。

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