2002年4月2日(火)
【玉島ハーバーアイランドの行方】

 本日の○○新聞朝刊には、日曜日の三丁目劇場の記念式典で、国会議員、県議、市議が、14人も挨拶したのは、選挙がらみで見苦しい、多すぎないか、と皮肉が、ちらり。そりゃぁ、私も、そう思いましたが・・・。


 本日は、玉島ハーバーアイランドに関して、地元のご関係の会社を訪ねて水島へ。玉島ハーバーアイランドについての、不安を伺いましたが、同時に、方向性についても、ご教示頂きました。
 玉島ハーバーアイランドは、岡山県の物流戦略の基本であり、県政の未来のための最重要課題のひとつです。


 水島港、玉島ハーバーアイランドにとって、やはり、直接のライバルは、福山、広島もさることながら、神戸港です。
 水島に入港することが可能なものをいかに引き込むかが、問題です。

 どうも入港料については、水島港に、必ずしもメリットもなく、かといって、本数の少なさからくるリスクもある。敢えて、水島港であるという根拠が、かなり明確でないと、セールスが難しい、というのは、岡山空港の話と似ていす。このまま放置すれば、残念ながら、宝の持ち腐れの状態になります。


 さすれば、結果的に広島空港がとっている成田直行便戦略のように、当面、神戸と水島の内航の充実から、玉島ハーバーアイアランドの優位性を認識してもらい、将来的に、直に水島に引き込むという、順を追った戦略から始めるべきではないか。そのためには、海送へのシフトにインセンティブを出すことも考えられます。
 このことは、環境の側面からの「モーグルシフト」あるいは、多くある港の重点化という、国策の流れに、合致するかもしれません。

 また、玉島ハーバー・アイランドの有効活用のために、環境やリサイクルの側面からの研究会の立ち上げが必要ではないか、そのためには、まず、縦割り行政を排し、県庁内が、マトリックス的に連携する必要があるのではないか、と認識するに至りました。

 さらに、いかんせん、四国への物流を考えた場合に、あまりに、瀬戸大橋(県内的には、将来的に無料になる水玉ブリッジライン)の通行料が高すぎる、場合によっては、県内プレートの自動車は、料金を半額にする等、かなり思い切った施策をとらないと、岡山の物流拠点性は、活かせないのではないか、というご意見は、首肯できるものでした。


 いずれにせよ、このままでは、玉島ハーバーアイランドの未来は、かなり苦しいものがあるのは否めません。それは、港湾整備、工場立地、物流施策、岡山県政全ての失敗になります。
 できてしまったのは仕方ないですが、優れた施設であるのもまた事実です。これをいかに活かすか、本末転倒であることは否めませんが、勝負は、これからです。


 さて、県警の落書き取締りは、昨日のNHKでは、全国ニュース。表町も出てしまいました。一方、本日は、落書き調査隊に関して、OHKの取材が入りました。また、平和町が、出てしまいます(金曜日午後6時からの番組内)。
 いよいよ消さないと、こりゃ、どうしようもありません。

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