2001年8月27日(月) | ||
【大規模事業を止める為の第1ラウンド】 | ||
本日の商工労働警察委員会で、予定通り、インキュベーションセンターに
ついて、疑問を呈しました。
なお、手法であるPFI事業に対する疑問については、本会議で、石井知事に直接伺います。再質問、再々質問を辞さない覚悟です。これも、党の暗黙のルールに反します。 本日の大まかなやりとりです。 Q: 大規模事業評価委員会の評価が出た、それで、この事業は、やることになったのか? 民間のインキュベーションセンターが、岡山市や新見市にでき、しかも、空き店舗の利用など、商店街の活性化などに寄与している状況で、なぜ行政が、敢えて箱モノを作る必要があるのか? そもそもインキュベーションは割に合わないから、行政がやるということではなかったのか。民間でするところがあるなら、支援すれば良いではないか。そもそも、誰が、必要と言っているのか?eープラザの実績から、そんな話になるのか? ITが、生産性や効率性を高めることに寄与することはわかる。しかし、実際それが、どう新産業育成に結びつくのか。具体的なイメージがあるのか。 そもそも、リサーチパークの将来像は、どういうものであると考えているのか、15年後のイメージを教えて欲しい。 こういった施設が、なぜ、2年先にPFIで、というスピードになるのか。 A: まず、誤解がある。e−プラザのインキュベーションは、e−ビジネスの支援。インキュベーションセンターは、ITと連携したものづくりの支援だ。また、ポイントは、研究室だけでなく、インキュベーションマネージャーがいることだ。 現在、40%の入居率のリサーチパークが、当然15年後に満杯の状況を想定している。 Q: とすれば、ものづくりのインキュベーションセンターが、研究室が50あるだけでこと足りるのか?さらに巨大な実験室などITに関連した施設が必要ではないか。今後、そういったIT施設が、リサーチパークに集積していく、そう捉えてよろしいか? (cf.センターの研究室は、大が、約50uが、30室。小が、約25uが、22 室。これは、ものづくりに、十分な広さでしょうか?) A: 工業技術センターがあるので、それを利用する。 Q: それでは、工業技術センターと産業振興財団とPFI事業者が、どう連携するのか?ハード面と同時に、ソフト面の整備が必要ではないか。 A: 進めていく。 Q: 借金であれ、なんであれ、未来の子ども達に何を残すかが、問題だ。 第一ラウンド終了。周辺に反応なし。 但し、先輩議員が、「関連しているわけではないが、PFI事業で、9000万円安くなるというが、努力すれば、従来のやり方でも、そのぐらい節約できそうなものだが・・・、頑張りなさい」と、容認のコメント。 ここから、強力に賛成をするなら、連帯保証人になってほしいものです。インキュベーションセンターと心中してください。 次回の常任委員会は、8月30日。 PFI事業者に、建設費に、幾ら管理費等がプラスされて月々支払う必要があるのか? ITによるものづくりの創業支援といっても、ここのところ、お邪魔した、ものづくりのオンリーワン起業は、どこも、巨大な施設を持っておられました。既存の産業にITで、付加価値を加えたものでした。 ITで、ものづくり支援、しかも、「ナノ」という言葉まで、出されました。ナノの世界が、どうして、50uの研究室で、追求できるのか? また、研究成果をどう製造ラインに乗せるのか、市場に流すのか?その支援のノウハウを行政が持っていないのは、既に、ヤングエジソン事業で、実証済みです。 「ものづくり」に短し、「eビジネス」に長し。こんな施設をやはり私は、容認できません。 これらの疑問を次回、委員会で質問します。 乞うお知恵拝借。 | ||
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