2006年7月11日(火)
【フリーゲージトレイン(軌間可変電車)導入の夢】

 不快指数120%のような暑さです。そんな中、本日は、JR伯備線新幹線化・フリーゲージトレイン(軌間可変電車)導入促進三県議会議員協議会総会・講演会・現地調査。会場の倉敷アイビースクエアは、非常に風情があります。

 この問題をライフワークとされる島根の県議会議員の先生の迫力には圧倒されましたが、中四国州だ、州都だと言うのなら、伯備線に新幹線を走らせるぞという岡山県側の本気度も、問われるところ。

 1870年頃、国家予算の6分の1以上の公債を発行して、新橋・横浜間に汽車を走らせたとき、英国の指導に基づいたのが、在来線の狭軌(1067mm)の始まり。新幹線は標準軌(1435mm)で、この二つを繋ぐには、台車が、その軌道幅を変えるということですが、たいへんな技術を要します。

 特に、高速性とカーブの多い在来線を安定的に走るという相矛盾した要請が、乗り換えや振り子列車以上に、時間短縮という費用対効果を生み出すかが問題です。

 ちなみに、岡山駅で、3km必要な可変のアプローチは、いわゆる操車場跡地の北の新幹線車両基地と在来線車両基地。140億円あるいは220億円かかるとされていますが、ミニ新幹線や、スーパー特急とも異なるフリーゲージトレインが、全国で初めて伯備線で導入されるかどうか?

 現場で、ずらっと並んだ新幹線を見るにつけ、イメージを膨らませるも、茹で上がるような暑さにクラクラして、参加者も、ちょっと時間がかかりそうかなぁ・・・と感じている雰囲気がありました。


 本日は、これからPTAがらみで、当局のトップの方との懇談。今週は、またまた、あれこれとPTA関係行事が続きます。

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