2012年2月16日(木) | ||
【勝手に春季キャンプ ユネスコ国連大学】 | ||
昨夜、前泊で上京し、今日明日と、ユネスコ・国連大学の国際シンポジウムに。
タイトルは、『−人はなぜ逃げられなかったのか−東日本大震災と津波警報システムのあり方を問う−政策の観点から』という、かなり骨太な内容です。 営団地下鉄銀座線の表参道駅で降りて、国連大学は、国連機関。そこで講義を受けるというだけでも、刺激があります。 特に、開会式には、皇太子殿下も出席され、もったいなくも、セッション1前半部については、フロア席で、お聞きになられていました。天皇陛下の手術の無事、御回復を祈らずにおられません。 それにしても、9時間講義室にいたなんて、何年ぶりでしょうか。 夜には、新装成ったばかりの復興庁に寄りました。なにしろ民間ビルに間借りの状態ですし、言葉は適切ではないですが、各省庁や地方自治体や民間の寄せ集めとも言えますが、優秀な人材が、ミッションとパッションを持って集まっています。 願わくば、国会のほうでも、自民党に応援してほしいです。重大な任務を背負っていますから。 このあたりについては、議員派遣ですので、後日、議長に提出する報告書をホームページにアップします。 ケツメイシ=『冬物語』 http://www.youtube.com/watch?v=K9CSwgPwwO0 ======================================== ≪ユネスコ・国連大学 国際シンポジウム ≫ −人はなぜ逃げられなかったのか− 東日本大震災と津波警報システムのあり方を問う−政策の観点から 日時: 2012年2月16日-17日 会場: 国連大学 ウ・タント国際会議場 主催: ユネスコ、国連大学 死者・行方不明者2万人という未曾有の大惨事となった東日本大震災から間もなく1年を迎えます。海岸施設に甚大な被害を与えた巨大津波が社会的、経済的に及ぼした多大な影響は、今なお様々な問いを我々に投げかけています。 ユネスコが、2004年のインド洋大津波をきっかけに、国際的な枠組みでの導入を推進してきた津波早期警戒システムについても、今回の津波ではどう機能したのか、国内外の津波調査団が多分野から調査、解析し、対応策を検討してきました。今回のシンポジウムでは、こうした報告を基に、各方面の有識者の方々の様々な視点から以下の点について検証していきます。 津波の実態と分析 津波警報システム、津波への備えと体験 大震災からの教訓と政策的含意 自然災害に対する国際メディアの協力 なお本イベントは、外務省、国土交通省、気象庁、消防庁、日本ユネスコ国内委員会、東京大学、アジア防災センター、国際協力機構(JICA)、日本放送協会(NHK)、毎日新聞の後援をいただいています。 プログラム(予定) 【2月16日(木)】 9:00 〜 9:55 司会:ウエンディ・ワトソン・ライト ユネスコ政府間海洋学委員会事務局長 開会挨拶 イリーナ・ボコバ ユネスコ事務局長 コンラッド・オスターヴァルダー 国連大学学長 NHK映像から見た大津波 草場武彦 NHK報道局国際報道プロジェクト 9:55 〜 10:10休憩 セッション 1 巨大津波:その時何が起こった?予期できなかったものは?どのように立ち向かうか? 10:10 〜 11:30 モデレーター: エディ・ベルナルド 前アメリカ海洋大気庁太平洋海洋環境研究所所長 その時何が起こったか?現地からの報告 佐々木一十郎 名取市長 2011 東北地震津波が与えた衝撃 −津波に強い社会の実現に向けて− 越村俊一 東北大学大学院工学研究科准教授 津波災害時の沿岸市町村の機能の維持と課題は? 山口英樹 総務省消防庁防災課長 11:30 〜 11:45休憩 11:45 〜 13:15 東日本大震災時の国土交通省の応急対応と今後の津波防災対策 池内幸司 国土交通省水管理・国土保全局河川計画課長 東北地方太平洋地震・津波の検証と今後の防災対策 越智繁雄 内閣府 (地震・火山・大規模水害対策担当) パネルディスカッション モデレーター: エディ・ベルナルド 前アメリカ海洋大気庁太平洋海洋環境研究所所長 パネリスト: デイビッド・クッツェー ニュージーランド防災省局長 カール・キム ハワイ大学教授 エレーヌ・ハーバート フランス技術開発庁主席研究官 佐々木一十郎 名取市長 越村俊一 東北大学大学院工学研究科准教授 山口英樹 総務省消防庁防災課長 池内幸司 国土交通省水管理・国土保全局河川計画課長 越智繁雄 内閣府参事官(地震・火山・大規模水害対策担当) 13:15 〜 14:15休憩 セッション 2 津波から逃げ切る!学校やコミュニティレベルの教育と意識改革 14:10 〜 15:10モデレーター: アジト・コジャット ユネスコ・ジャカルタ津波情報センター 社会心理学か見た人間の執る避難行動 関谷直也 東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科准教授 子供たちを津波から逃げ切らせるためには? −釜石市からの報告− 末永正志 前釜石市消防防災課長 来るべき大地震・大津波に備えた地域防災力の強化 −静岡県の事例− 岩田孝仁 静岡県危機管理部危機報道監 コミュニティレベルの防災意識の向上に向けて 名執潔 アジア防災センター所長 パネルディスカッション モデレーター: アジト・コジャット ユネスコ・ジャカルタ津波情報センター パネリスト:ローナ・イニス バルバドス海岸保全局副局長 ロリ・デングラー 米国フンボルト州立大学教授 イリーナ・ラフリアーナ インドネシア科学研究所研究官 関谷直也 東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科准教授 末永正志 前釜石市消防防災課長 岩田孝仁 静岡県危機管理部危機報道監 名執潔 アジア防災センター所長 17:00 〜 18:30ポスターセッション | ||
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