2009年10月24日(土) 【黄昏の前に】

 星の見えない夜から今朝も曇り空。それでも、夕焼けは鰯雲が美しくオレンジに染まりました。明日は、明日。きっと快晴。

 今朝の日経新聞に紹介されていましたが、ハリウッド映画の成功の条件として、@欠点のある主人公が A困難な目標達成に向かって B試練や葛藤を乗り越える というのがあるそうです。
 日本のアニメのヒーローでも、結構当てはまります。

 ゆえに、感動や共感が生まれるわけですが、@今の自分に満足しているような人間が
 Aこれからの目標も設定せず漫然とB試練や葛藤を避けていては、誰も、感動も共感もしません。
 かといって、@欠点だらけの人間が
 A無茶な目標に向かってB間違った努力を続ける
 のも悲しいわけですが・・・。

 ともあれ、欠点があるという要件は、満たしているので、私も、感動のストーリーの主人公には成り得ます。まずは良かった。


 ところで、過去と他人は変えられません。我々が変えられるのは、未来と自分だけです。
 責め心や諦観を持って、あるいは、知らぬうちに誰かを傷つけながらも、自分自身をひたすら頑張って続けていたら、実は、あらゆる問題の根本は、往々にして、奢っている自分にあったことにも気がつくわけですが、そう悟るまで、もがき続ける以外ありません。

 時には、実は、自分が、どれだけ愛されて守られ赦されているかに気がついて、愕然とすることもあります。それは、意外な場面で知らされることもあります。自分を苦しめていると思っていたその相手からすらも。
 あるいは、そうだと信じ、いつか赦す時が来れば良い。いつか。

 開き直るわけでもないのですが、私の拙い人生経験上、概して、知らしめるように、結局は自分に戻ってきますから、なにが起きても、飄々と機嫌良く笑顔でいるのが、無難ではあります。
 顔で笑って心で号泣が一番です。

 特に、所詮、男は、孤独な生き物なのさ。物言えば唇寒し秋の風、本当は、無口が一番です。堪えて耐えて、黙々と淡々とやりませう。


 本日は、天気同様、かくもすっきりしない気分でおりましたが、午後から、新進気鋭の作家の絵画を観させて頂いたり、緑化推進フェアで、うどんを食べたり、浦安にある知る人ぞ知る「大田ふるさと資料館 蓄音機ミュージアム」の会館25周年コンサートで、池田尚子さんの素晴らしい歌声や蓄音機の渋いレコードを聞くにつけて、徐々に復活。あぁ歌ってなんて素晴らしいんだろう・・・。
 どうあれ明日を信じて、頑張るしかないじゃないですか。

 朝まで『時代おくれ』にしようと思いましたが、震えた『Memory』
http://www.youtube.com/watch?v=4-L6rEm0rnY

 今夜明夜は、玉井宮東照宮で、龍神祭やってます。

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