2009年3月16日(月) 【2月定例会閉幕】

 春。都市緑化フェアまであと4日。岡山市の政令指定都市移行も、いよいよカウントダウンです。今日で、2月定例会は閉幕。

 結局、大幅な人件費削減を断行したものの、特定目的基金からの借り入れという禁じ手を今年も使って、前年比3.2%減の総額6618億余万円の来年度予算をなんとか作り上げました。

 県税収入は、法人事業税が大幅減になることも見込み、前年比15%減で組んだわけですが、大規模経済対策としての「地域雇用創出推進費」が創設された地方交付税の7.2%増や、交付税の先食いとも言われる臨時財政対策債の倍増でカバーしたということですから、国に助けられた感もないではありません。
 それにしても、国の財源はどうするのかなぁ・・・?


 一方、「岡山県議会の政務調査費の交付に関する条例」の一部改正、および、「岡山県議会議員の議員の定数並びに選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例の一部を改正する条例」は、自民党案の数に頼った強行採決と言われるかもしれません。

 前者は、議会運営委員会の諮問機関として超党派の委員会で、一応決まった内容だと思っていましたが、突然対案が出て、また、後者については、人口比例に合わせるように、お願いしたのを拒否して、こちらが渋々提案した経緯があるのに、いずれも、多数決では通らないと分かっていながらの対案の提示です。

 両方とも、議論を重ねてきたのに、最後は、やっぱり、自民党が悪者なんだなぁ・・・。特に、貼り付けについては、自民党の都合だと、一方的に責められては、私も、浮かばれません。


 政務調査費については、もともと5年間の保存義務がある政務調査費の収支報告書に添付する領収書については、まずは公開されること自体が、重要で、大きな前進です。
 税金の使い道として当然のことですが、こういう覚悟が出来ていなかったのが岡山県議会でした。

 その公開の基準が、1円以上か1万以上かという議論自体は、むしろ、訴訟になり易いかどうかという話に直結します。おそらく、岡山県議会でも、訴訟が起きることにはなるんだろうなと思いますが、基本的には、事務作業は変わりません。もちろん、今までも違っていては、いけないはずなのですが・・・。

 全国で訴訟だらけの状況で、最も後発の岡山県議会が、びびってしまっているという情けない状況ではあります。真っ当なことを堂々としてれば、怖くないでしょう、と言いきる自信が、私もありません。

 このあたり、一枚の領収書を前に、それが後援会活動なのか、党務なのか、政務調査なのか、私事なのか、按分するのは、至難の技であり、主観的に、按分の仕方が違うと言われれば、反論の証明がし難いところがあるのも事実です。

 疑わしきは、使えないということで、ゆえに、金銭的な削減効果は間違いなくあります。


 はっきりしているのは、4月から、報酬10%カット、政務調査費の厳密化に加えて、どこかのタイミングで、新事務所を開く必要が生じた場合に、労組や特定の強力な支援組織を持たず、議員報酬以外に生業がない自民党の議員は、いよいよ資金難に陥るんだろうな、ということです。問題は、選挙には、どう節約しても、お金がかかるということです。

 また、『HARU』が来ました。
 http://www.youtube.com/watch?v=e40da4OHqMk


 さて、昨日の件ですが、亡父は、もう100年も前から、最も愛すべき懐かしい、今一番話がしたい人間になっています。
 敢えて言えば、父が亡くなる頃に、悪意を持って、追い込んでくれた人は、いろんなところで、同じようなことをいろんな人にするもんだねぇ・・・ということを笑いながら話したいだけです。

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