2007年9月7日(金) 【カッコーの巣は遠く】 | ||
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本日は、生活環境保健福祉委員会の県内調査に、地元議員として合流しました。あれこれ事務もしながら、議会バスを今日も自家用車で追っかけました。 私が地元議員として、委員会調査のお迎えの皆勤するというのも、別に暇だからではなく、かえって、来ない議員の方が、私には不思議です。特に、新人議員は、がむしゃらに来るのが義務だとすら思います。 例えば、県民局では、当該委員会所管の課部局の施策等の概要説明もあるわけですから、自分の所属委員会以外の事も、現場レベルで、理解が出来ます。視察中は、質問もできなくもありません。 他の委員長の委員会運営や新人議員の発言など、オブザーバーのように見られるのも、実に勉強になります。 もちろん、ようこそお越し頂きましたというのが、本旨ですが。 ===================================== まずは、備前県民局古京庁舎。 環境や健康福祉に関しては、市行政ほど緻密ではありませんが、県民局が、現場を持っています。特に、立入検査や監査指導など、必ずしも、県民に喜ばれて接するばかりでもない厳しさもあります。 そうした中で、岡山保健所が発行する発達障害の理解啓発のパンフレットや、市民協働の成果と言える「デートDV」防止や、犯罪被害についての手引きなど、現場だけに、良い取組みもあります。 おそらく岡山市が政令指定都市になっても、人口比例通り、4分の3の業務が移行するわけではありませんが、中核市ということで、既に、ただし岡山市は除くという扱いは多いように思います。生活直結だけに、将来的に支局が統合されるるというのは、不安もあります。 70年代に、岡山市の熱心な誘致に応えてくださったということですが、安直に、松下ビデオと我々が申しておった松下電器産業(株)パナソニックAVCネットワーク社ネットワーク事業グループ岡山工場は、「経営と共生する環境先進工場の実現」を目指されており、様々な地球環境保護活動を展開されています。 さすがに天下の松下さんで、先日訪ねた中国の工場(日系だけに、ここも整理整頓は、かなりきっちりされていたのですが)と雰囲気が、かなり違っていました。 いわゆるマニフェストも、掲げておられます。 一番感心したのは、環境家計簿が全従業員に配布され、LE(love earth)活動として、例えば、週に一度徒歩通勤に切り替えるなど、個人個人が出来ることを積み上げて成果を出されていることです。 世界初のフルハイビジョン(カード式)で、手のひらサイズのデジタルビデオカメラを製造していて、従業員が、641人もおられる国内最大級の工場であるという、ビデオの性能や工場の規模の凄さを改めて知り驚いたのですが、ポスターで見た浜崎あゆみという人は、年々目玉が大きくなっているような気がして、もっと驚きました。 本来なら50周年にあたるこの春、県立岡山病院は、地方独立行政法人・岡山県精神科医療センターとして、新たなスタートを切りました。 中庭の緑も、美しく育ってきました。細部にわたり、様々な配慮がなされ、いわゆる精神病院というイメージとは、かなり違うものです。 もっとも、平成13年の基本設計から建替は進められてきており、児童思春期入院棟に加えて、この10月に、医療観察法に基づく司法精神科入院棟が竣工し、完成となります。 光と風と緑をテーマに、既に開放的な環境が提供されていますが、こうした市内の中心部に立地できているということは、地元のご協力があってのことで、本当に心から感謝です。 県立病院時代にも、休日夜間の救急対応や複雑困難な患者の受け入れを行ってきたわけですが、県の補助自体は続いていきますから、民間が対応出来ない、あるいは、やらない分野を中心に専門的医療を提供する責務があります。 したがって、今後も、難しい問題があったり、我々議会の後押しが必要な事も出てくるかもしれません。 そういった状況もあり、例えば、施設と地域との交流という言葉を地域以外の人間が使うことには慎重ありたいのですが、地元議員としての挨拶で申し上げたのですが、手術ではなく環境で治すということで、設内の環境がいくら良くなっても、しかし、社会の環境が良くならないと治らないわけで、患者やその家族を守るためには、そういった社会環境を変える責務が、政治には、あるように思います。 いずれにせよ、地方独立行政法人という形にはなりましたが、現場で働く方の支援を出来る限りしっかりとさせて頂きたいものです。 | ||
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