2007年5月29日(火) 【県民局と政令市】 | ||
ラジオやコンビニで、ZARDの『負けないで』が頻繁に流れる日でした。一方、松岡農水相の件は、少なくとも侍の最期とは違うようにも思いますが、いずれにせよ、死は心に痛いものです。
本日は備前県民局管内の県議会議員を集めて事業説明会がありました。東備支局を含み、5市2町で、91万人の大きな所管のため、関係議員が25名を超えましたが、さすがに、そこまで議員は要らないのではないか、と。 本庁でお世話になった方々が前線に出ておられ、楽しい部分ともどかしい部分の両方があるようです。いずれにせよ、いずれ支局も統合されますが、県民局の役割は過渡期にあります。 2時間を超える細かい説明でしたが、 @(午後5時15分定時終了が、午後5時30分までの延長にならないよう、労組が昼休みの15分短縮を要望した結果の)昼休み45分化が、職員や地域経済に与える影響、 A地域、消防局、警察との連携を含めた(耐震構造上非常にやばい)県民局や支局の防災体制、 B市町村との役割分担や全県へのパイロットケースとしてのモデル事業を展開する責務を含めての「協働」の考え方、 C間伐もさることながら、県南の子ども達を県北の森に連れて行くような森づくり県民税の活用のされ方、 D岡山市の政令指定都市化に伴う、道路行政、河川管理行政についての考え方を問いました。 1期目の時は、大御所がずらり並び、質問するのも憚られる雰囲気の中、エイヤーとマイクを持ちましたが、先陣を切っていけるようになったのは、成長か、単にずうずうしくなっただけか。 やはり気になるのはDで、河川に関しては、様々なケースがあるようですが、道路法、都市計画に基づく全ての道路行政は、市に移り、数十億円分は事業が無くなります。 同時に、例えば、美作岡山道路の山陽自動車道への瀬戸IC、瀬戸JCTは、瀬戸町が岡山市になったため、理屈から言えば、市単独事業になるはずですが、予算規模からするとループで、100億円。吉備線LRT化以上に、これは、揉めるだろうなぁ・・・。 個人的には、道路行政については、財政面も含めた岡山市の相当の覚悟が必要で、個別具体的な協議に行く前の大枠を決めるだけでも、たいへんな労力が必要だと思われます。 もっとも、どこもやってきたことですから、やれば良いだけのことです。 ともあれ、今までの債務など含めてどうするのかは、優れて政治的判断(行政判断でも経営判断でもない)で、しかし、間違いなく言えるのは、岡山市の借金は、政令指定都市化に伴い膨れる面もあるということです。薔薇色でない側面も十分に認識しながらも、それを踏まえても、まだ夢があるということです。 いずれにせよ、政令指定都市化については、全面的な支援体制を岡山県がつくるために、最大限の努力を致します。 また、管内最大の岡山市が、政令指定都市になることで、備前県民局の道路部分は大幅に機能削減されてもなお、農林水産や防災面には、意義があるのか、所在は、利便性からも、弓之町で良いのだろうなぁ、と、議論は尽きないところです。 | ||
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