2007年5月2日(水) 【人事と区割りについて】

 子供は遠足に行くGWの狭間。GW明けにまわそうという横着な心理が働くのが人間の弱さ。

 とは言うものの、GW明けに、決して楽しくない人事(抗争)が始まります。5月15日の臨時会に向けて、議長、副議長、各委員長の議会人事に加えて、幹事長、総務課長、政調会長、議員団長の党人事がらみで、来週は多くの時間が割かれます。

 当然私自身も、様々な狙いがあり、同時に、定例会の質問のあり方についても、この機に提言させて頂きたく思っています。
 真に執行部と対峙する政策提言ができる議会づくりのため、3期目は、1、2期目と大きくスタンスを変えます。

 それにしても、我が選挙区で、自民党8人公認・推薦の結果、2人落選し、6人のみの当選、さらには、俄な岡山市議会議員選挙の党推薦の結果、推薦候補6人中3人が落選というのは、明らかなダメージ。私自身、かなりすっきりしていないこともあり、どうあれ参議院選挙に向けて一定の仕切りが必要です。
 少なくとも、自民党に、順風は全く吹いていません。
 正直なところ、このままでは、自民党はやばくないかえ?


 一方で、気になるのは、政令指定都市を目指す中での岡山市の区割り。分割された区の単位で市議も県議も選挙を行うことになりますが、どう分割されるかは、議員には死活問題。

 9月の岡山市議会に区割り案が上程されることから逆算すれば、早々に具体的な議論が始まるはず。ただ、県議会議員が口を挟む余地は極めて少ないと思われます。仕方ないことです。

 3つから6つの分割が予想されますが、中央区を設定した場合には、個人的には、旭川の東西で分割すべきではないとも思え、なにがしかの決断が迫られるのは、そう先のことではありません。もっとも、我々の選挙の都合は、市民の皆様には一義的な問題ではありませんが。


 覚悟はしていましたが、想像すればするほど、非常に岡山市選出の県議会議員の役割が見えにくくなる中で、私なりの活路を見出すべくもがいています。

 駄目出しは、自分でしますが、真に求められてもいないのに、皆様に負担をかけながら、私が議員を続けていく価値があるのだろうか?という命題が立つほど辛いことはありません。

 しかし、愛する岡山市への円滑な権限、財源、人間移譲、議会改革、財政再建は、喫緊の課題です。なにより、民に軸足をおいた行財政改革を進めるために、ある意味で、行政と戦いをしていかなくては。やらなくてはいけないことは、まだまだ。

 おそらく、こうした悩みは、県が大きなうねりの中にある何よりの証拠でしょう。やはり今は、地方政治の激動期なのです。時代の当事者であることに感謝です。

 何もできてやしないのに、人事や区割りに、気持ちが振り回されてはいけないのです。と、言い聞かせる今日この頃。
 ともかく頂戴した「思い」を決して裏切るわけにはいきません。

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