2006年10月15日(日)
【JR岡山駅橋上駅舎と2階東西連絡通路完成】

 護国神社での師友会を抜け、JR岡山駅の橋上駅舎と2階東西連絡通路工事完成式典へ。通路に隣接した商業ゾーン「サンステーションテラス岡山」もオープンし、夕刻に再訪しましたが、たいへんな人、人、人。スーパーも登場し、列車利用客の購買行動の大変化が予想されます。
 イメージとすれば、品川駅の縮小版のようで、東京には非常によくある構造ですが、岡山が、一挙に都会になったようなたいへんなインパクトがあります。
 確かに、駅を挟んだ東西間の格差解消、および、岡山市の政令指定都市化を前提にした中四国州の交通の結節機能の強化に期待は膨らみます。

 なお、この度、岡山市の政令指定都市化について、県・市連絡の研究会ができたことは、9月定例会の私の提言に答えた形であり、私自身の動きも、少なからず影響しておりますことに強い誇りを持っております。

 ただ問題は、いかに東西にバランス良く人の流れができるかで、駅構内、一番街、リットシティで止まってしまっては、表町商店街、奉還町商店街には、むしろ大ダメージになりかねません。都会っぽくなって良かったね、と全てを手放しに喜べる状況には、総体としては今はまだないかもしれません。
 少なくとも、吉備線のLRT化、さらには、駅東への連絡、既存の路線への接続など公共交通機関の整備が伴わないと、人の流れを駅で止めてしまいます。
 ともあれ、平成21年の西口整備完成までには、バスやタクシーについても、さらなる利便性の向上が求められます。

 さらには、東口界隈の空きビル、さらには、林原さんの駐車場、北長瀬駅界隈など、遊休地も多くあり、しかし、現状の岡山では、再開発で高層マンションを建てるまでが精一杯で、やはり、総量を上げる、すなわち、州都にして、州政府を誘致し、官公庁や商業支社ビルが建ち並ぶようでなければ、ゼロサムゲームのひずみが、どこかに出てくる危険を感じます。

 一方で、お洒落な都市型の暮らしということで、高齢者だけでなく、若い世代の都心回帰の傾向も出てくるのではないかと思います。個人的には、いわゆるセレブと言われるような方々が、都心一等地に暮らすような整備も考えるべきだと思います。

 いずれにせよ、人口減の流れの中での話で、どこかが増えれば、どこかが減っているわけで、市のみならず、県はどうなのか、総量を上げてバランスを図っていかなくては、長期的には、全体がへたるような気がしてなりません。


 本日は、他に、敬老会や地域の秋祭りや小学校の大規模イベントなどなど。選挙がらみの生臭い話も多い妙に暑い一日です。

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