2002年10月4日(金)
【政令指定都市を考える その6 広島市】

 本日は、旧丸の内中学校跡に建設される県立図書館の起工式がありました。現在地に到るまでに、紆余曲折があったものだけに、逆に、旧日銀跡地の活用と相俟って文化ゾーンの核として、大きな期待が寄せられます。
 それにしても、烏城が見渡せるあの開放的な空間、ちょおと惜しい気がします。


 ところで、岡山県議会の「岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会一行は、広島市で、広島市役所、広島県庁(県議会)、広島商工会議所を訪ね、本日は、福岡市役所に向かっていますが、事務局次長は、なぜか帰岡致しております。

 昨日は、岡山市、瀬戸町、御津町で作る「県南政令市構想(北部地域)研究会」(人口65万人で、これだけでは、政令市の要件を満たさず)が、開催されたようですが、合併した場合の人件費削減額(10年で27億円。議員は、3町計84人が56人に。)や新たな税負担が、示されたものの、岡山市・玉野市・灘崎町で作る研究会との一本化は、年内には無理という方向のようです。
 さらに、市民団体から、合併と政令指定都市移行に反対する要望書も提出されたようです。


 さて、黒澤明監督の「羅生門」ではありませんが、立場立場で、県と政令指定都市の関係について、発言が異なってくるわけですが、その中で、これまた、賛成か反対か、それぞれの立場で、気になる発言を取り上げたりするので、いよいよ、実際のところがわからなくなるわけです。

 結論を言えば、事情が許せば、政令指定都市を目指したいものである、ということですが、事情が許すかどうかわからない、そして、事情が許すも許さないも、地域事情による、というところでしょうか。


 さて、広島市が、政令指定都市になったのは、昭和55年春。

 その後、広島県が西高東低が言われる中で、県土の均衡ある発展を目指していましたが、財政難の中での地域間の生き残り競争の観点から、広島市の発展がないと県の発展はない、という雰囲気になりつつあるようです。
 ただ、県と政令指定都市の関係は、やはり微妙なものがあります。

 広島県の地図を描いて頂いたらおわかりのように、西の広島市、東の福山市・尾道市・三原市、北の三次市・庄原市の三極があり、人口288万人のうち、113万人を政令指定都市・広島市が占め、県議会議員70人のうち、25人が、広島市(8区ある)の選出です。
 議員定数の削減の議論が出た際には、広島市分を減らし、中山間地に充てることも議論されたそうです。


 ところで、広島市が政令指定都市になる時も、ある意味かなり強引で、東西8km、海まで4kmの市街地に、山越えで、合併を重ね、加住面積自体は決して広くないのは、新幹線の車窓から見られる景色でおわかりのことだと思います。
 また、早急に整備した結果として広島市内に商工会が、13も残っています。(もっとも、商工会議所法で、ひとつの市に、一会議所とされるにもかかわらず、商工会議所が2つある岡山市の方が、全国的に珍しい例とされています。中心市街地しかり)。
 ただ、アジア大会もあり、駅前はまだしも、100万人都市の風格というのは、出来つつあるように思います。

 いずれにせよ、プロ野球チームとプロサッカーチームを持つには、人口150万人必要であるということですが、当面、再合併で、130万人都市を目指し支店経済都市として発展する広島市は、政令指定都市として、成功している、と言えそうです。


 加えて、全国12位の13市73市町村ある広島県は、市町村合併については、積極的で、合併法定協議会は、10を越え、政令指定都市化の時と同様、経済界が積極的に合併を推進し、マツダの城下町でお馴染みの府中町を広島市に合併させることにも積極的のようです。
 また、中国新聞の動きも、暴走族一掃キャンペーンのように、積極的だそうです。

 やはり、静岡市・清水市合併もそうですが、市境に拘らず経済活動を繰り広げる経済界が、積極的に動くことが、成功の秘訣であると言えると思います。

 すなわち、広島の場合は、経済界とマスコミの動きが、行政の尻を叩いているわけですが、岡山市・西大寺の両商工会議所の合同で、岡山市・灘崎町・玉野市の合併と政令指定都市化の要望が出されたことについて、玉野側から、非常に皮肉な見方がなされているのも、悲しいかな事実です。

 責任を転化するわけではありませんが、やはり、経済界に推して頂かないと、この話は前には進みません。条例上の細々とした問題は、現在問題であれ、改正すれば、クリアできる問題です。


 ところで、なんとなく、広島からすると、岡山は、そう相手にしなくて良いような相手なのかな、と感じます。香川と比べても、お互いに、親近感がもう一つわかないのは、なぜでしょうか?
 州都岡山・・・ちょっと笑われました・・・。ちぇっ!


 さてさて、本日は、爆音暴走族対策のやり方について、マスコミの意見を聞いたり当局とのやり取り。ビラ一枚とっても、連絡先をどこにするか、そもそも載せるべきなのか、検討が続きます。
 警察が動けない分をいかに動くか、しかし、連携は、欠かせません。

 総論賛成、各論難航といったところですが、来週月曜日には、再度広島市で、暴走族条例について伺って参ります。

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