2002年8月16日(金)
【岡山市政令指定都市化について その4】

<政令指定都市をめぐる動き>

 さてさて、その1から3で、流れはご理解頂けたと存じますが、そのような状況下で現在の動きです。

 岡山市の政令指定都市化をめぐり7月5日に、岡山市・玉野市・灘崎町の3市町が合併の可能性を検討する「県南政令市構想研究会」が立ち上がり、同18日に、岡山市・瀬戸町・御津町が「県南政令市構想・北部地域研究会」が、それぞれ立ち上がりました。

 あくまで、研究会であり、どういう組み合わせであれ、研究であり、自由なのですが、赤磐郡瀬戸町は、赤磐郡5町合併の研究会にも属しており、同研究会は、年内に法定合併協議会を設ける方針であったため、多少混乱が生じています。

 岡山市議会には早々に研究会が立ち上がりましたが、県議会も、超党派で、「岡山市周辺市町合併問題議員研究会」を立ち上げ、岡山、玉野・児島、御津、赤磐選出の22名の議員が、参加し、私は、玉野・灘崎選出の福田事務局長のもと、事務局次長として動いている、というわけです。

 なお、先日、片山総務大臣が、公式・非公式微妙ですが、「県が同意するなら、政令市として認めたい」と発言された旨が、新聞報道されました。

 加えて、中四国州を言う知事の立場からすれば、州都岡山市を想定した場合、否定する理由はないと思います。


 私の立場は、坂本竜馬か高杉晋作か、微妙ですが、終始一貫申し上げているのは、あくまで、市町村合併は、市民サイドから湧き上がってくるものでないといけない、とりわけ、岡山市の場合は、玉野市に加えて、西大寺からも、その声が上がらないといけないということです。

 そのために、市民の皆様に対して、きちんとした情報公開が重要です。岡山県が認める、県議会議員が認める、という話ではありません。
 あくまで、皆様が、どう思われるか、それが、全てです。

 そのためにも、引き続き調査研究し、できるだけ、私なりに、知り得たことは、お知らせしたいと思います。ただ、隠密行動も多いですが。

 いずれにせよ、ここから議論は、紛糾していくことでしょう。



 以上、お盆特集の長編シリーズでございました。

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