2007年11月9日(金) 【地方政府樹立】

 本日、倉敷チボリ公園の定時取締役会があり、本年度の見通しが示されました。詳細は、ぶらさがりの明朝のマスコミに譲りますが、対前年度比で、入園者も、売り上げの、大幅減で、当期損益も甚大。
 この2年度間で、経費の大幅削減、来年早々には、公園の名称も募集されるということですが、厳しい議論になるのは必至。


 今朝の新聞によりますと、政府の地方分権改革推進委員会が、今月中旬に決定する予定の中間報告の素案素案が示されました。べたな記事ですが、極めて重要な動きです。

 それによると、国が担っている事務事業のうち、道路や河川など7分野を抜本的な見直しを進める「重点事項」として列挙し、国が維持管理している直轄国道や、複数の都道府県にまたがらない1級河川について、都道府県に権限を移譲し、これに伴って国の地方出先機関で余剰となる職員も都道府県に移して管理態勢を強化するよう求めた、ようです。
 来年春の勧告に向けて、中央省庁の抵抗は必至。岡山市の政令指定都市化の話が、そのまま、国・県間で、スライドしたような話です。

 この委員会は、今年4月施行の地方分権改革推進法に基づき設置され、勧告を受けて、政府は、「地方分権改革推進計画」を作成し、2010年にも、関係法令をまとめて改正する「分権一括法案」を提出する運びです。
 国会議員の先生方も、どこまで本気で地方分権を進めて下さっているのか、ここからはっきり分かります。

 第2次分権改革に突入したと言われますが、目玉は、「地方政府」と、税源を国と地方で、「5:5」という言葉。地方公共団体から、中央政府に対峙できる地方政府が樹立されない限り、すなわち、権限、財源、人間の面で自立できない限り、この国の政治は根本的に変わりません。
 「地方政府」という言葉は、我々地方議員には、十分刺激的。


 先日、数十年にわたり障害者を雇用されて同居さていた方が、いよいよ生活が苦しくなり、生活保護の申請をされましたが却下されて、お役に立たなかったことに心配しておりましたが、亡くなっておられたことを知りました。

 80才を超えられて、多臓器不全で、大きな葬儀をされず献体にということでしたが、なにか良く分からなくなります。何一つ悩みもなく、老後を送れる人なんて、世の中にいるんだろうか?長く生きたら、きっと良いことがあるよ、と言えない社会というのは、なんなんだろう。


 先日、紹介頂いた、ベジタリアンがらみのサイトを見て、ここ数日、どうにもこうにも、考えることが多いです。半分は風邪気味でイマイチ調子が悪いからですが。

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