2003年8月6日(水) 【中四国州と政令指定都市】

 本日は、平和祈念朝起き会から。原爆が投下された事実について、平和を祈る一方で、国際政治的には、アメリカは、そもそもいつでもそういう国だったんだ、と思う感性が必要だと思います。それをわかって付き合うべきだと思います。


 久々の「岡山市及び周辺市町合併問題議員研究会」の役員会。私は、事務局次長ですが、事務局長が先の統一地方選挙で落選されるという不測の事態で、活動が停止しています。
 ただ、会としての「政令指定都市化は時機尚早である」という意見書は、一応生きています。

 7月23日には、合併により政令指定都市を目指す2市2町(岡山市、玉野市、灘崎町、御津町)が、「岡山県南政令市構想合併協議会」が立ち上がりましたが、波乱含みのスタート。

 例えば、順風満帆に見えた邑久郡の合併すら、不安要素が出てきている今、県内の市町村合併そのものが、遅々として進まず、ましてや、合併から政令指定都市へは、前途多難な状況であるのは間違いないところです。


 私のスタンスは、中四国州を見越した時の州都として、岡山市が政令指定都市化しておく必要があるが、その相手は、可能であれば倉敷市が良いのではないか、あるいは、可能なように取り組むべきではないか、というものです。
 人口要件が緩和されずとも、堂々の100万都市です。

 私は、突如示された数字に沿った政令指定都市ありきの話ではなく、地方分権の時代の中で、道州制導入後のあり方を考えた場合の論理的帰結として、政令指定都市化すべきであると考えます。

 少なくとも、県議会の立場からは、大局的見地から論ずるべきで、ただ、動いている話を潰すだけなら、悪ですらあると思います。今は、順風を送るべきだと思いますし、さもなくば対案を出すべきです。


 いずれにせよ、広島では、中四国州も、岡山が州都であるという話も、一笑に付されるだけのことですが、どうあれ、政令指定都市化そのものは、岡山の未来のために、推進すべきである、その考えは変わりません。

 岡山と倉敷の連携が難しいのは、百も承知ですが、中四国州の州都を目指すとなると、それよりも、遥かに難しいわけで、その前提すらできなければ、なにもかも土台無理な話と言わざるを得ないのではないでしょうか。

 岡山市の政令指定都市化と道州制・中四国州の話は、明らかにリンクして論じるべきです。

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