2012年7月26日(木) 【政党の自己統治】

 本日は、総務委員会の県外調査で、東京ですが、ともかく暑いし、人が多いし・・・。


 まずは、練馬区の都市農業という、たいへんに通な調査でしたが、これは、政令指定都市で、もっとも農地が多い岡山市では、かなりリアルな取り組みで参考になります。

 クラインガルデンのような行政が管理する市民農園ではなく、農家が開設し、経営・管理している農業体験農園。
 利用者は、入園料と野菜収穫物代金を支払い、農家(園主)の指導の下、種まきや苗の植え付けから収穫までを体験。行政は、施設整備費・管理運営費の助成と募集の援助を行っています。

 標準区画が、30uで、使用料は、区民なら、31,000円。利用者も十分、元が取れるということですが、園主も、宅地並み課税がかかる農園で、確実な収入があるということで、メリットがあります。
 一方で、防災用の空間としても重要ですし、基本的に、畑の用排水を考えなくて良い地質というのもありますが、近郊農地の使い方として、これは、岡山でもありだな!!と思いました。


 自由に何でも作る農園ではなく、きっちりした計画に沿って、プロの農家の技術指導の下に、農業体験するということで、たいへんな人気のようです。
 水田とは異なるので、右から左という話ではないのですが、大いに参考になります。




 そこから、そう行く事はないであろう東京都廃棄物埋立て処分場。過去には、「夢の島」と言われていました。

 東京都が、東京湾で確保できる最後の処分場ということで、概ねあと50年はもつとのことですが、その後は、どうなるのか???

 ちなみに、以前の廃棄物は、今ほど基準が厳しくなく、まだまだガスが出ています。また、汚水の処理にも、膨大な費用が、かかります。

 既に、岩手県宮古市と宮城県石巻市、女川町のがれき約12トンが、受け入れられ、7月からは、岩手県大槌町のがれ約2.1トンの受け入れ開始。
 ただ、他の廃棄物と一緒に焼却等なされた後の最終処分ですから、どこにどう埋められたという特定ができません。

 基本的に、東京都の何区でもなく、近隣住民がおられないということもあり、大阪の北港やフェニックスも、やはり、同じような条件です。
 かように、がれきの受け入れについては、やはり、最後は、最終処分地が問題になります。

 また、言いたくはないですが、内尾の100倍近くある広大な土地。メガソーラー建設の構想もあるようです。こういうところならば、何の問題もありません。

 一方で、これから、海底に沈んだがれきのことも問題になって来るでしょう。神奈川県は、その処分の検討を始めたということです。


 夜には、総務委員会の県外調査中も、東京で現地解放のため、久方ぶりに、J.Iフォーラムに。
 主催の構想日本は、いわゆる事業仕分けを推進してきた民間シンクタンクです。

 昨今は、企業経営でいうところのマネジメント、ガバナンスが働いていないということで、政党のというよりも、政治家の離合集散が繰り返され、また、予想されます。

 一方で、政党法の成立を求める声があり、また、日本青年会議所は、議論のリアリティを高めるため、マニフェストのフォーマットをつくり、よびかけています。

 個人的には、今年度、県連の副幹事長ではあるのですが、青年局でもなし、遊説局でもなし、公的に、党を担った活動ができていないため、恐縮な感じもあるのですが、一方で、自民、民主、みんなの党の世代の近い国会議員の方々の発言には、かなり共感できるものがありました。

 それにしても、県外出張は、本当に疲れます。出先で、飲み歩く習慣は、まったく無いのですが、単独で、朝な夕な歩き回るため、睡眠不足が重なって、すんげぇだりぃです。

 いずれにせよ、東京は、なにをするにも、悔やしいですが、刺激的です。

 槇原敬之 =『遠く遠く』
  http://www.youtube.com/watch?v=IGdLkPY3vyk&feature=fvwrel

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