2011年1月14日(金) 【児童会館建物存続へ!!】

 本日は朝一で、七区入り口で街宣。いつもより風は強くなかったですが、寒いです。

 本日は、新年最初の常任委員会。平成23年度当初予算要求内容の発表がありました。一般会計は、6590億400万円で、9年ぶりのプラス編成だった今年度当初予算額を58億5900万円(0・9%)下回りました。
 ここから、4年間の行財政構造改革の折り返しですし、私が全く評価していない「なんちゃらプラン」の最終年でもありますから、積極予算とはいえないと思います。

 一方、こうした来年度予算案ですが、他県では、2月定例開会が開会して示されるケースもありますが、岡山県では、毎年1月半ばに公表され、議会開会前に、委員会で審議します。実際に本会議で提案される時には、知事査定等が入り変更される場合もあり、このいわゆる「事前審査制」は、ある意味、県民の皆様のご意見も頂戴しつつ、時間をかけたオープンな議論ができますから、岡山県議会の優れたところと言っても良いと思います。

 ところで、来年度予算にも幾つか目玉があるのですが、特に、構造改革プランで閉館するとされた「県立児童会館」の建物を生涯学習等への新たなニーズを踏まえた施設として再生するために、1億4631万6000円の予算要求がされたことは、かなりインパクトがあります。

 知事の退職金返上を迫ったときと同じように、議会内においては、かなり個人で暴走気味ではありましたが、陰に日向に、議会サイドの御理解と御協力が無ければ、ここまで来ることはできませんでした。党派に関わらず、全ての方に感謝申し上げます。執行部もさることながら、議会の反対があれば、残るはずも無かったのですから。
 ともあれ、児童会館横の遊園部分は、冒険遊び場(必ずしも、プレイパークではありません。)づくりの促進事業で活用しながら、来年度は耐震工事と基本計画、さらに、再来年度は内装・設備・UD化をはかり、平成25年度に、新しい施設として供用開始ということですが、プラネタリウムについての議論は、これから。残すどころか、一挙にデジタル化にまで持って行くのも一案です。

 新年度からの議論になりますが、子ども達の未来の可能性を大きく広げていくために、児童会館の建物再生は、県政におけるこだわりとして、私自身も主体的に動いて、必ず答えを出したいと思います。しかし・・・約1億5000万円・・・。この金額には、ちょっと驚きました。

 残すことができたファーマーズマーケットサウスビレッジも、勝負はここからです。

 一方で、児童会館内に鎮座おわします例の倉敷チボリ公園から救出したコペンハーゲンのジオラマですが、3月末までには、居場所を見つけないといけません。

 これに加えて、我が農林水産委員会の関係では、気になるノリの色落ちですが、新規事業で、ナカシマプロペラさんの密度流拡散装置を児島湾奥部に設置して、未利用の栄養塩を港湾部に拡散させるパイロット試験を行うことになりました。尾鷲湾やダムでの成功事例もあり、これは、かなり楽しみな話です。

 さらに、少額ですが、これもこだわっていたマスカットに光が当たる予算の要求があることも、歓迎です。

 馬場俊英=『勝利の風』 http://www.youtube.com/watch?v=6_ST4cLaBjI&feature=related

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