2010年7月13日(火) 【玉島まつり】

 終日雨が降り続いていますが、今朝は朝一で、大福で街宣。1時間しゃべり続けるという感覚を取り戻すには、少し時間がかかりそうです。

 今日は、農林水産委員会の県内調査。現在は、議会がバスを持っていないので、かえって以前は不可能だったのですが、今日は3つの常任委員会が県内調査に同時に出ています。ただそのことは、地元議員として、他の委員会の調査に合流できないことも意味し、良いような悪いようなです。

 もちろん、委員会という塊で行くよりは、個人の調査の方が、深く突っ込んで聞けるので、行きたければ、個人で行けば良いだけのことではあります。
 ただ、農林水産委員会の場合は、現場、現場を繋いで行くので、非常に効率的ですし、地元地域と課題が似ていれば、もちろん、違っていれば違っていたで、これまた勉強になります。いずれにせよ、県議会議員ですから、県内各地の様子を知っておかなければ、仕事になりません。


 本日は、ことさら強く意識したわけではないのですが、中塚副委員長の地元である玉島を中心に回りました。6種類のぶどうを191aも、ハウス栽培と簡易被覆栽培を組み合わせて大規模に経営される農家を訪ねました。ピオーネのみならず、オーロラブラック、シャインマスカットという品種も大きく育っていますが、後日、マスカット農家も訪ねさせて頂く予定です。

 さらに、玉島は、一宮と並ぶ桃の県内最大規模の産地であることから、玉島北富ピーチセンターへ。昨年は、最新鋭の機器を入れた一宮の選果場を訪ねましたが、平成4年に、県内初の非破壊糖度センサー付き選果機を国の補助事業で導入したものの、更新時期にあります。いわばトレーサビリティということで、昨年度から日付印刷機も導入し、高いブランド力があります。
 昨年は、白桃にとって史上最悪といわれた状況になりましたが、今年は、結構高値がついているようです。

 その後、ため池等整備事業として玉島新池地区を見て、黒崎漁業協同組合にお邪魔し、あわせて、沙美の漁港整備事業や海岸環境整備事業、海岸保全施設整備事業、さらに、小原地先の総合的地質改良技術開発事業の説明を受けました。

 それにしても、栄養塩が減り、海苔の色落ちがあったり、漁獲高が減ったり、なにより、値段が下がるという状況で、どう漁業を守り、育てていくか、国、県、市町村、官民一体の行政区域を越えた総合的な対策が、必要です。

 ともあれ、玉島という地域は、山あり海あり、歴史と伝統があり、良いところだなぁ・・・。


 移動中のバスの中は、先日の参議院選挙や自身の選挙についての話なども。穏やかに会話しつつも、内心は、少なくとも、遠足気分で楽しむような余裕はありません。

 この長雨が終われば、ギラギラの夏の青空が待っています。『雨上がりの夜空に』
http://www.youtube.com/watch?v=xl87agHPz7M

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