2007年9月8日(土) 【地方都市型都市浸水対策】

 また、相談役になっている安全安心ネットワークの総会も行われました。

 まずは、組織作りについては、市も25万円を出してくれたわけですが、今後のいわゆる組織のランニングコストについては、全て地域持ち。
 それでも、地域の各団体の安全・安心への取り組みを今日のように相互理解にまで高めると、まずは、ネットワークを構築することに、極めて重要な意義と効果があると思います。

 その中で気になったのは、農業用水や下水道の管理のあり方。平生は水利委員さんが、雨雲や雷雨や台風のことを常に気にされながら、樋門の管理をされていますが、災害が予想される大雨の際には、行政の指示に従うことになります。

 いわゆるポンプについては、下水道局の指揮下にはありますが、例えば、増水の際に、旭川から流入する西川の水位を下げても、農業用水は、個別に増水し、浸水の原因となることもあり、地域は、行政の緊急かつ総合的な判断に沿って動きます。

 特に、水田が減り、住宅街になったような地域では、田んぼの保水性はなく、アスファルトの道路から、用水路に一挙に雨水が流れ込みます。また、木製の樋門など水圧で、ちょっとやそっとで上がらないので、急な対応は難しい場合もあります。

 こうした都市部における農業用水の管理については、様々なケースを想定しておく必要があるように思います。人為的とは言いませんが、都市的な災害、あるいは、地方都市型都市浸水になる可能性があります。
 このあたり、対応策を私もしっかり勉強して参ります。


 ところで、9月〜6月には用水に水が流れず、流れたら一挙に、児島湖に汚れた水が流れ込むのではないかという指摘もあります。もちろん、それが、児島湖の汚濁の主たる原因だとは思いませんが、いかんせん、行政的には、取水はタダとも考えにくく、春野菜等必ずしも水を張る必要もないことから、始終流し続けることができるのか、研究の余地があります。


 なお、岡山県が防災情報配信サービスを開始しています。既に幾度も誤配信があるのが気にはなりますが・・・。

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