2007年1月26日(金) 【おかやま森整備公社】 | ||
本日は、行政改革等特別委員会。社団法人おかやま森整備公社の調査など。国産財が売れることを大前提に、分収造林という仕組みで、造林、育林を促進し、地域経済の振興に、岡山県林業公社が、大きな成果を上げてきたのは事実です。
しかし、国産材の値が下がり、今や時代は、経済性の追求から、環境保全を重視した森林の整備にシフト。針葉樹・広葉樹の混交林が植えられ、公社も、利益が出ることを前提にした借入金から、補助金主体の経営にシフト。 思えば、針葉樹ばかりの森を整備することで、森の保水性が無くなり、山が細り、風倒木の被害も出、海も枯れてきた、自然の森が壊れたその何十年もの歴史を何十年もかけて遡る遠大な作業です。 もっとも、数十年先まで、我々は、間伐をしながら、伐採、選択伐採をし続けなくてはいけません。現在の年間補助金は、約17億円。これは何十年も必要なお金でしょう。 私の質問に対して、なぜか、森づくり県民税が投下されていないような答弁ではありましたが、いずれにせよ、自然に手を加えて、それを元に戻すことがいかにたいへんなことか・・・。 しかし、逆に、外産材を使い、どこかの森林を枯らしていることの認識も必要で、結局はそれも大きな付けになって、我々に回って来るという覚悟も必要です。 外国の森を蘇らせながら、やはり国産材が必要な時代も来るはずで、先を見越しながら、そのバランスを図る智慧が必要です。 | ||
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