2004年8月18日(水) 【アヒル農法】

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 農林水産委員会の県内調査に随行。同世代の方々が様々な事情で、農業に取り組まれていますが、各研究機関が、一朝一夕に答えが出ないように、本当に息の長い支援が必要なことを痛感いたしました。
 それにしてもアヒル農法のアヒルは、ちょっと食べ難そうですが、美味しいらしいです。
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 本日は、明日の文教委員会で、特に性教育についての打合わせの後、農林水産委員会の県内調査に、特に地元議員でない部分まで含めて、雨の中、岡山・東備振興局管内を一日随行させて頂きました。


 常任委員会の県内調査の場合、振興局の事業概要は、どこかの施設で伺う傾向があり、例えば、今日ならば、岡山振興局管内の農林水産行政の説明がいっぺんに聞けるということで、他委員会に所属して、お邪魔すると、ことのほか勉強になります。

 私は、議員の勉強の度合いの一つのバロメーターとして、自らの属する振興局管内の他委員会の県内調査に、どこまで出席するかが、あると思います。

 昨年度は、農林水産委員会所属であったこともあり、河本前委員長の醸し出す穏かな雰囲気を懐かしく思いました。
 また、なにかと食することの多い委員会ですが、今日、農業総合センターで食べた桃の美味しかったこと!!


 本日は、県立青少年センター三徳園や、いわば職人の集まりの農業総合センターや、マルクサのぶどう農家、ぶどう出荷組合等々を訪ねましたが、印象に残ったのは、アヒル農法!

 昨年度からの取組みで、「邑久町ふるさと農業少年育成会」活動にも活用されているとのことですが、アイガモ農法とは、アヒルとアイガモぐらい違います。

 6月にふ化した100羽のアヒルの雛(1羽350円)は、すくすく成長しながらお勤めの後、9月末には、解体後食肉になりますが、アイガモよりも、稲を倒さないほどに大人しく、でかく、人慣れするとのこと。
 ただ、途中からは、ブロイラーの餌も必要になるそうです。また、非常に美味であるとのことです。「よーく考えよう、アヒルは美味しいよ〜」。

 今年度は、希望の子ども達には、アヒル解体体験も計画され、まさに、命の尊さや連鎖を教える生きた教材であり、また、若い農家の方のスローライフの実践のようでもあります。


 いずれにせよ、こうした様々な取組みに加えて、ほ場整備、ため池整備や各種の研究開発もなされますが、大切なのは、担い手、後継者の育成。同世代の農家の方が、希望が持てる支援もしていかなくてはいけません。

 各研究機関も、今日明日に答えが出ない息の長い地道な取組みであるように、まさに地に足をつけた取組みが必要です。

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