2003年8月26日(火) 【百姓王国】 | ||
この万景峰号がらみの件、たいへん気になっていますが、明後日には、自民党全国青年議員連盟(青議連)総会で、安部内閣官房副長官のお話が伺える予定です。
そういった緊張感と程遠いように、本日は、またまた農林水産委員会の県内調査で、加茂川町、建部町めぐり。ふるさと再発見のような調査でありました。 「岡山は、平和町だけではありませんよ。」という、委員長のお言葉が、胸に染みます。 特に、加茂川町の「ストックファーム」は、もしも、ラベンダー畑があれば、北海道・富良野の丘あたりと違わないような気分になる吉備高原の風景です。 ブラウンスイス牛乳は、根強い人気がありますが、道の駅・かもがわ円城のすぐ近くに、35年前から、こういう場所があったとは。 加茂川町の第三セクターであり、乳用牛の育成・供給をもって地域酪農の振興に務める施設ではありますが、動物とふれあいもできる無料の体験型酪農リゾートとしては、家族連れには、最適です。 さらには、上田西地区の「百姓王国」。「飛躍しよう」の掛詞だそうですが、ネーミングからして凄いものがあります。平成6年の「全町公園化構想」に、50戸あまりの上田西地区が応えて、8年に、「百姓王国建国宣言」。 各作物ごとに、12名の専業農家を担当大臣に任命(モモ大臣、露地ブドウ大臣、マスカット大臣・・・・)し、おもてなしや、農業活動、交流活動を積極的に展開しています。 そういったソフト面に、「ひだまり」という農林業体験宿泊施設もできています。 地域で生産したものを加工・販売する1次、2次、3次産業の合体を6次産業と言いますが、道の駅や、岡山市内の商店街のアンテナショップで、物産が販売されていますが、要するに、消費者が、こうして産地まで来られるということを知らないのだと思います。 こうして、体験、交流という要素が加われば、地域の酪農や農林業は、生き残っていけるという施策が、各町村で、実施されている中、食の安全に関心を持った街の消費者が、どう情報を持ち、それを選択することができるのかは、大きな課題です。 私は、むしろ商店街の中には、いわば地域ブランドである例えば「本物の野菜」だけを売る産地直送の店が並ぶような時代が来るのではないか、そう思います。 また、地産地消費の鍵は、学校給食であるようにも思います。 それにしても、変な話ですが、政治家の中で、地域に根差し、執行権を持つ町村長というのが、一番おもしろいかも、とつくづく思いました。 いわゆるアイデア町村長が、日本一の町村にするロマンというのは、ごっくん馬路村や、カメルーン招聘などで、その可能性を感じます。 もっとも、それが、市町村合併を難しくさせるかもしれませんが・・。 | ||
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