2001年5月21日(月) 【農「業」】

 本日より、決算特別委員会が、始まりました。まずは、顔合わせ。その後、議員総会では、人事案件については、触れられませんでした。6月議会の代表質問項目、参議院選挙についての確認のみで、やや拍子抜けの感もありました。

 続いて、午後からは、自主企画で、農林水産部の事業概要のレクチャーを受けました。おそらく常任委員会での説明よりも、手厚いご対応を頂きました。
 なにしろ、10課、1292人の知事部局最大の部です。第一次産業とはよく言ったもので、全てが命の根幹であり、かなり多岐に及ぶことと、何より、国策の影響も極めて大きい、最重要の分野であると改めて感じました。
 私は、認識が非常に甘かったように思います。

 土もまともにいじったことがないのに、何がわかるんなら、と言われれば、それまでですが、今後10ha以上まとまらないと採算の取れない稲作について、日本の土地制度そのものの問題といおうか、日本人の土地への執着といおうか、最終的には、農地は国有化し、それを希望者に貸し付けるような形にでもならないと、一方で減反、一方で外米を一括購入させられる、という矛盾した国策を取り続けることになるのかな、という気すらしてきました。
 これは、日本という国のあり方そのものの問題だと思います。根本です。

 また、農業なら、ともかくヒット商品ともいうべき、栽培方法、果物や野菜や花を生み出し続ける必要性も感じました。岡山県が、どう生き残るのか、研究開発は、命綱の問題です。


 農業は、業ですから、あくまで農業で、皆さんが職業として「食べていける」施策をしないといけないのだ、という本気の「思い」は伝わってきました。
 これほど政治や行政の影響をまともに受ける産業はない、と、己の不見識に恥じ入る次第です。

 衣・食・住の「食」に関わることが、いわば全てのスタートが、私は、まるで、わかっていません。食わねば生きていけないのに。

 農業関係のお知りあいをいずれ訪ねてまわらさせて頂きますので、少なくとも3人の方(ピンときた、あなたです!!)、ご覚悟下さいませ。教えを請いに参ります。

 また、林業、水産業も、わかりません。結局、何もわかりません。
 また、阿呆を悟りました。

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