2011年9月22日(木) 【中心市街地では・・・】

 本日は、朝一で、七区入口で街宣。常山の稜線も、はっきりくっきり、明らかに秋を感じます。

 岡山県の総合防災情報システムも、やっと落ち着いてきました。http://www.bousai.pref.okayama.jp/bousai/  様々に秋だなぁ、と感じる久方ぶりの穏かな一日。


 ところで、会社更生手続き中の林原さんと太陽殖産さんが、昨日、JR岡山駅前の所有地4万5千平方メートルをイオンモールさんに売却する契約を同日付で締結したと発表されました。イオンは、都市型商業施設の開発を計画しており、岡山市への土地売却についても協議する意向とのことです。
 県庁所在地の駅前筋の一等地に、イオンモールとイトーヨーカドーが並び、隣接の中核市にも、同様の商業施設があるという街を私は全国に知りません。


 この件については、6月定例会の再質問で、私は、以下のように申し上げております。将来的な県庁(州政府?州支所?)移転まで含めて、公で押さえるべきだという意見でした。
 実は、県庁の耐震化構造について聞きたかったのではなくて、もともと、林原の土地について、再質問で聞きたかった隠し質問でした。

 原稿がない再質問ですから、口語で、少し読み難いのですが。


 『・・・・そして、県庁の耐震化構造と、私は実は林原さんの土地の問題というのは絡んでいるというふうに思っておるんですが、先ほどおっしゃられたように、30年たったら、後のことはようわからんなということではあるんですが、私、まだ子供が10歳でございまして、子育て世代とすれば、30年後ぐらいなら当然責任は負わにゃあいけん、わかってやらにゃあいけんということでありまして、

 その中で、例えば引き合いとしては、吉備中央町の吉備高原都市を県庁移転先に出しましたが、しかし考えようによれば、例えば林原の跡地、このところを例えば県庁をここに移転する、あるいは市役所がどうなるかわかりませんけれども、いわゆる道州制ということで、本当に我々が州都を目指すんだと、そうした思いがあるのならば、林原のあの場所に、州政府を誘致するんだと、そのぐらいのやはり夢を描いていただきたいし、

 また、国会議員の先生方にも、ぜひこれは政府の機関であったり、あるいは国際機関、こうしたものが林原のあの場所に来るんだと、そのためにこの林原(土地)を使っていこうというふうなことで、長い目で考えていただきたいということで、


 目先、今はとりあえずここは耐震化構造せにゃあいけんぞということは、30年間は、ここに県庁があり続けるということでありますが、そうではなくて、岡山県のグランドデザインや岡山市のグランドデザインを描く中で、何をやりたいのか。

 場合によっては、この岡山県庁がここにあることによって、岡山市の未来を阻害する可能性すらあるということでありますなら、そうした意味では、まさに耐震化構造が必要なのはもちろん当たり前のことなんですけども、ただここを何のために今後使っていくかという大前提、グランドデザインの中で描いていただきたい。

 先ほどは、吉備高原都市ということを申し上げましたが、林原も私は一つの移転先の候補地であるということだとすれば、市のほうから何か言われるまで、県とすれば待っておりますというのではなくて、やはり政治的な御判断で、どんどんこういう場面では、国も県も市も一体となって動いていただきたい、そのことについての御認識をお伺いしたいと思います。 』


 そして、知事の答弁は下記のようなものでした。県は、林原の土地ノータッチ・・・。倉敷チボリ公園跡も含めて、グランドデザインなく市町村に委ねる・・・。

 愛する岡山市の中心市街地活性化、正念場となる商店街活性化についての県議会議員の無力感を感じたやりとりではありました。
 せめて、岡山市が、コンベンション施設として活用され、それが既存の商店街と相乗効果で、岡山市、岡山県全域に賑わいが生まれることを強く願うところです。


 『再質問にお答えいたします。

 中央構造線にかかわる被害想定につきまして,県といたしましても必要なシミュレーション、これを行ってまいりたいというふうに思っております。

 県庁舎の耐震化に関しまして、林原さんの持っておられますモータープール等を例示に挙げられまして、将来の大きなグランドデザインをというお話がございましたが、道州制について、あるいはその州都について、区割りについて、まだまだ私自身の願いは強く持っておりますけれども、具体的な方向性が出ておりません。

 そういう極めて不確定な状況の中で、州都をどうするこうするといったことを念頭に置いて土地を取得するというようなことは、現在の県行政の置かれている厳しい状況の中ではなかなか難しいんではないかというふうに思っております。

 当面、県庁舎が順次耐震化をしてきておりますので、残ったところ、特にこの議会棟も危ないわけなんですけれども、こういったところをほっといていいのかということがありますので、やはり順次、自民党さんの代表質問でもお話が出ましたから、そういうことを受けて前向きに検討を進めていきたいというふうに、当面の耐震化は必要であるということを御理解いただきたいと、このように思っております。

 林原さんの持っておられますモータープール、これはやはりまちづくりの核となる土地でございますから、これはやはりまちづくりは市町村が中心となってプランを立てられるのが基本でございます。そういう意味におきまして、岡山市の取り組み方向が出ましたら、それについて必要な協力は、私どもとしてもやっていきたいと、このように思っております。
 以上でございます。 』


 オフコース=『 秋の気配』 http://www.youtube.com/watch?v=JtttrcLCoPY

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