2010年10月8日(金) 【『路地裏の少年』】 | ||
諸般の事情で、平和町の屋上の倉庫から、いよいよ最後の荷物を明日に、泉田事務所に運び込む準備。この時期に、選挙用の道具を確認しておけば、後が楽なのは楽です。
思えば、電車通りの家業の陶器店が廃業しても、いつか、同じ場所に自分でビルを建てるんだ!と思っていた思春期の頃もありましたが、再開発の立派なマンションもある複合ビルも建ち、私の夢は、とっくにに潰えました。そのマンションに住むことも、叶いませんでした。 明治時代からそこに、陶器屋があったことなど、誰もが忘れてしまいます。 こうして人類は歴史を積み重ねてきたのだし、誰の土地だったと言ってみたところで、地球の歴史はもちろん、宇宙の時からは、まばたきほどの時間でもありません。そもそも地球は、地球のものです。 だいたい、千年先の誰が、我々の営みなど知るでしょうか?我々が、千年前を知らないように。概して、人間世界のことは、実は、たいしたことはないです。 考えてみれば、我思うゆえに我ありで、宇宙に終わりがあろうがなかろうが、私がいなければ、私が宇宙を感じないのですから、私がいなければ、私にとって、宇宙は無いも同じです。私が覚えていれば、それで良いです。私が忘れれば、それもまた良し。 ただ、あるいは、もう平和町には、生涯、戻れないかも知れませんが、絶対に忘れません。 それにしても、この2週間は、仕事の合間合間に、時折、昔に遡ることができました。 いろいろな事は、容易い事ではないけれど、誰に何を言っても始まりません。分かるわけがないし、分かって貰う必要もないです。全ては、宿命です。 私は、運命を変えるために、私を進んでいくだけです。いつか平和町の路地裏にいた少年として。 浜田省吾=『路地裏の少年』 http://www.youtube.com/watch?v=RyTau9XI8qc&feature=related | ||
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