2006年8月27日(日) 【パンダ笹を喰ふ】

 「エンタの神様」も観ず、家族でのラジオ体操も3日目。
 今朝は、その後に、消防分団員として、2時間以上に及ぶ草抜き。文字通り、ペンペン草が生えてしまった旧中央南(旧深柢小学校)を地域の方と一緒に汗だくになって、少し綺麗にしました。現状でも、体育館やグラウンドは、もしもの際の中心市街地の重要な避難場所です。

 活用方法云々や理屈はさておき、どうあれ、愛する中心市街地の学校跡地が、荒れ果てるままに任せてはおけず、最初は、何とも言えない、やるせない、複雑な気持ちで一杯で、いろんな人の顔も浮かんできました。
 不思議なことに、暑くても、あれほど騒がしかったクマゼミが、もう鳴いていません。

 雑草の中に入って、むしる姿が、パンダが笹を喰っているようだという、ありがたい評価を頂きましたが、頭の中は、いろんなことを考えているうちに、暑さでぼーっとして、考えるのが嫌になり、なぜか矢沢永吉の「長い旅」が流れていました。
 ともかく、抜くのだ。ムキに なって雑草を抜き、除草剤を撒く以外にはありませんでした。

 雑草抜きの極意は、なぜ抜くのか、いかに抜くのか、とか考えず、己をむなしゅうして、ただひたすら、「抜くべし、抜くべし、抜くべし」です。

 特筆すべきは、この草抜きに、市教育長や、教育次長さんも、職員の方と御参加されていたことで、ただただその行動に感動しました。なかなかできることではありません。



 展覧会や最後の夏祭りをまわって、先ほどまで、朝、草抜きをして、除草剤を撒いた旧小学校のグラウンドで、優良分団の練習。この夏休みが明けても、ここでは子ども達の声は聞こえない、それでも、昔と何も変わっていないような日曜日の夕方。

 風も少し涼しく、ツクツクーホーシの鳴き声。秋が来ます・・・・。
 遅れてやってきた暑い暑い夏が、少しずつ終わっていきます。

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