2003年7月4日(金)【中心市街地活性化のために】

 《「私立」小学校誘致陳情採択》

 昨日の岡山「市」議会の文教委員会で、平成17年度に、旧弘西小学校の新校舎で、中央北(南方・弘西)小学校(校舎は、旧南方)と合併することになる中央南(内山下・深柢)小学校(校舎は、旧深柢)の「跡地」利用について、「私立」小学校の誘致を求める陳情が、採択されました。(こころ「1215」および、今朝の山陽新聞をご参照下さい。)

 陳情は、委員会に付託されており、よほどのことがない限り、委員会の判断が、本会議で覆ることはありません。すなわち、岡山市議会の議会としての判断は、中央南小学校「跡」に、「私立」小学校を誘致をすべきである、ということになる可能性が高いわけです。

 ただ、これは、あくまで議会の側の判断であり、行政が法的に拘束されるわけではありません。もちろん、無視できるものではありません。その可能性も出てきたということです。


 正直に書いて、中央南小学校がある深柢地域が目指していた答えではありますが、驚いています。

 深柢地区からの過去の「17年統合を認めない」、あるいは、「中央南は加わらない」等の陳情は、ことごとく不採択で、今回は、「私立」一本に絞った苦肉の最後の陳情でした。時間的にも、もう後がありませんでした。

 ちなみに、私自身は、あくまで病院との複合施設と考えており、さらには、商店街の活性化も加味せねばならないという複合説で、私立一本と明確に打ち出すことはできていませんでした。

 また、本来であれば、中央南は、深柢、内山下の合併によるものですから、さらに、地元商店街も加えての地域として、一本化された提言であることが好ましいのは言うまでもありません。
 地元議員と称する私自身が、調整する力がなかったとも言えます。


 それにしても、まさに、中心市街地の中で、時には、連合町内会長自らが、市長と真正面からやりあい、あくまで粘りに粘って、来年開園の私立深柢保育園を誘致し、また、最終的な結果がどうあれ、ここで、採択を引き出したことは、中心市街地活性化にかける並々ならぬ情熱、努力の賜物であると、ただただ感服する次第です。

 当事者として関わってきて、この数年の経緯を思う時、我々には、中心市街「血」という血が流れている、その情熱や誇りに、胸が熱くなるものがあります。最大の敬意をもって、今後どうなるにせよ、これまでのことを生涯しっかりと記憶に留めておきます。


 もちろん、「私立小学校」が、正式に議論の遡上に上がったということであり、あくまでスタートです。決定というわけではありません。また、他の提言も出てくるでしょう。

 さらに、中心市街地の活性化をピンポイントで考えることはできません。ここから、グランドデザインの議論が本格化してきます。

 しかし、はっきりしていることは、中心市街地に、これだけの思いがあるということです。だから、きっと再活性化できる、そう信じます。


《中心市街地活性化講習会》

 本日は、毎年恒例になっている国土交通省がらみの「中心市街地活性化講習会」で、キャンパスプラザ京都へ。スターウォーズ展も、観ないままに日帰り。

 そう言えば、昨年12月定例会で提言させて頂いた岡山県立大学のサテライトキャンパス(愛称:OPUサテライト)が、日本生命岡山第2ビル新館8階(岡山市下石井1−1−3)に、6月30日にオープン致しました。ttp://www.oka-pu.ac.jp/index3.files/sateright/eisei.htm

 この講習会は、毎回のことながら講師の話が、なるほどなぁ、なのですが、いずれにせよ、議長に報告書提出義務があるため、報告書を作成いたします。

 オンブズマンさんの評価は、知りませんが、ご入用の方はご一報ください。添付ファイルで、写しを送らさせて頂きます。

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