2002年8月4日(日) 【「うらじゃ」とだんじり】 | ||
本日は、まず総合文化体育館で開催された全国空手道選手権大会に。大会のテーマは、「道」で、人間形成を基本理念に掲げ、「正義の伴わない力は暴力であり、力の伴わない正義は無価値である」という流儀理念の教えと相俟って、大きな感銘を受けました。
同時に、ご宗家の孤独や重責を思うと己の甘さに恥じ入るような気持ちにもなります。 「道(みち)」というと、あの切ないメロディーの感動の名画より、なぜか、さだまさしの歌を思うのですが、その後お邪魔した河田流「ゆかた会」も、そうですが、たんたんと一本道を己の最大限努力し続ける、そういった「道(どう)」、○○道というのは、どの世界にも、当てはまることのように思います。 敢えて言えば、政治にも道(どう)はあるように思います。 正午過ぎから午後7時過ぎまでは、「うらじゃ」。岡山青年会議所が生み、育て、市民の祭りとして定着し、たいへんな盛り上がりで、私も、多くの方にお目にかかれて本当に楽しゅうございました。 なんとか、足腰はもちまして、大汗もかいたので、減量になりましたし、なにより、今年は、特に充実感がありました。良かったなぁ・・。 来年は、はや10年目ということになります。もはや、全国に誇る岡山の夏の風物詩と言っても、決して過言ではないと思います。 さて、「うらじゃ音頭」を頭に響かせながら、やはり、どうしても、1ヶ所だけ地域のお祭りに。一ヶ所に長く留まれないのは、議員の性というより、宿命。 実は、今日知ったのですが、その地域に、我が平和長北部町内会の懐かしい「だんじり」が、譲られていました。 昨年も、妙に古いものだなぁ、とは感じていたのですが、よもや、子供会に子どもがうじゃうじゃいた頃、私達が、所狭しと乗っかっていたあの「だんじり」であったとは。確かに、雰囲気を覚えているのです。走馬灯のように蘇ってくる風景。多分、4半世紀以上会っていなかったのに。 当時、「こちゃえーこちゃえー」と「だんじり」をひく若い衆もたくさんいたように思います。御輿もありました。涙が出そうになるぐらい、まだ良い時代でした。ただ、あれから、それを支えられるだけの人がいなくなりました。 中心市街地の町内から郊外の町内に、「だんじり」は、譲られたのです。 大切なことというのは、後になってみないとわかりません。「薔薇のつぼみ」ではないけれど。幸い、だんじりは、とても大切にされていて、本当にありがたいことです。 町内会有志で、秋祭りに、ひきに行けないかしら・・・? ともあれ、今度は、私達が、新しいだんじりを作り、ひく世代になりました。あるいは、再び街中に子どもたちの歓声を蘇らせて。 子どもの頃はわからなかったのですが、あのだんじりが動く後ろに、あるいは、「うらじゃ」がそうであるように、本当に地域のことを思い、地域の人々や子ども達の笑顔を思う人達の汗があったのだなぁと、この年になってしみじみ感じます。 今度は、私達の番です。 | ||
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