2001年8月21日(火)
【商工労働警察委員会より・警察署巡り】

 この2日間で、4個所の警察署を訪ね、7個所の事業概要報告を頂戴しました。総社、新見、玉野、西(東、南、西大寺)にお邪魔しながら、要するに、県下に、23箇所ある警察署は、出先機関なんだ、という新しい認識を持ちました。

 また、この時期の商工労働警察委員会の訪問は、同時に、予算を伴う要望を委員が、聞きにまわる意味があるというのが分かりました。
 多くの場合は、老朽化した交番や駐在所の新築整備の要望ですが、新見署は、建替え新築整備計画(14〜15年度)があります。これは、評価委員会にかかる大規模事業です。委員会的には、これがメインだったかもしれません。

 報告のパターンは、刑法犯発生検挙数、刑法犯少年補導人員、交通事故発生状況の順に行われますが、こういった数字の中にも、地域特性が出ます。特に、新見などは、凶悪犯罪の発生が少なく、検挙率が高いが、岡山各署は、その逆、になります。


 今回の調査で、どこの署でも、どの委員も出したのが、暴走族の話です。特に、窃盗車による暴走行為、自ら改造することが多い、ということで、昼間の発見の難しさが指摘されました。
 特に、玉野署は、暴走行為をした者の親、特に、父親に暴走行為をしているビデオを見せたりして、猛省を促す努力をしているようです。

 また、青少年の非行(万引き)現場や溜まり場となる、コンビニエンス・ストア、特に、深夜2時(弁当廃棄処分の時間)の危険性が指摘されました。


 私は、地元である西署で、西川で分かれる西署・東所の所管の関係(二重に警察力が及び良いことであると説明される)や、落書き、繁華街での夜間の違法駐車の取り組みについて、お伺いしました。
 とりわけ、商店街内における深夜の駐車について(法的には、商店街への侵入行為を現行犯逮捕しないと、自動車道でない市道または商店主の私有地に、停めている状況だけでは駐車禁止への違法とは言えない)、積極的な取り組みをすることの言質を東署長から頂戴しました。


 不思議なもので、委員会配属当初は、警察は、どこまでも警察だったのですが、最近は、行政のひとつと捉えるようになりました。
 慣れとは、おそろしい・・・。

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