2001年5月14日(月) 【小学校閉校後】

 本日は、内山下学区連合町内会総会に、出席させて頂きました。差し障りのない範囲で、内山下小学校閉校後の動きについて、お報せします。


 ご案内の通り、栄えある歴史のある小学校ですから、卒業生は、ざっと2万5000人。そのうち、消息確認(連絡)できる方が、1万2000人。校友会は、永久に存続しますが、毎年総会は8月。たちまち、事務局(以前は、小学校)が、ありません。
 行政や他学区、学校設備維持、事務連絡をする組織が必要になるわけですが、校友会、PTA、地元連合町内会、石山倶楽部で、窓口を作り、その名も「岡山石山会」。さらに、地元婦人会や体育協会も加わり発足する予定だそうです。


 問題は、内山下小学校の「跡地」です。2月に唐突に、議会に対して、後楽館中高一貫校が、利用することが発表されました。
 体育館、運動場の利用に加えて、「明日」より校舎の利用も開始するそうですが、これは、本日の総会で、担当課長が、来賓挨拶をされたことをもっての地元了解とされたい、とのことです。
 私は、今までに、こんな失礼な行政の対応を見たことがありません。突然の発表。これでは、わざわざ事をややこしくさせただけです。もっと事前に相談していれば、済むことでしょうに。

 15日から、内山下小学校の2F、3Fで、後楽館中高一貫校の授業が始まります。ともかく、ここまで、地元への説明は、全くなし。
 それでも、後楽館中・高両校長は、「地元の学校と認知をして下さい。」と挨拶。そう思うなら、もっともっと地元対策、地元への相談が必要です。
 なんで、いつも同じパターンなのでしょうか。


 また、下手を繰り返す岡山市教育委員会。住民感情を逆なでするのが、趣味のようです。一部の方に、「後楽館に内山下は追い出された」、という誤解まで生じさせてしまいました。
 これでは、かわいそうなのは、後楽館の生徒です。どうして、地元で生徒を守ってやれるようにもっていけないのでしょう。夢を持って入学した生徒を大人が勝手に振り回してはいけません。


 そもそも平成17年に、4校を統合するという地元合意は、必ずしも、とられていません。既定路線のように、またまた突っ走る市教委です。新たな火種をわざわざ作る手法で、大きな混乱を招くのが、目に見えるようです。
 猛省を促したいのですが、大幅な人事異動です。


 一方、県教委も、丸の内中学校跡地に建設する県立図書館について、地元説明がありません。内山下小学校と丸の内中学校を失った地元の感情が、理解できていません。
 基本設計ができた段階で、交通問題なども含めて、充分な地元説明が必要です。担当は、新任の20歳代のキャリアの課長。いずれ日本の中枢に戻られる方ですので、誠に申し訳ないのですが、たっぷりと「現場」の勉強をして頂きたく思います。


 こんな行政攻撃を書きたくもないのですが、結局矢面に立たされるのは、本当に地域や子供のことを真剣に考えている方達なのです。

 まったくをもって遺憾です。

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