2013年7月16日(火) | ||
【高校生の技能検定の受検支援継続を!! 】 | ||
本日は、岡山市のモーニングセミナーに出席させて頂きました。
明日、午前6時から、所属している南倫理法人会で、 岡山県立岡山盲学校講師の竹内昌彦先生をお招きして、『「見えないから、見えたもの」−私の歩んだ道−』をテーマに、100回記念のモーニングセミナーが開催されます。 朝型人間の私は、同会では監査というお役を頂いておりますが、この2年間、毎週水曜日午前6時から、おそらく90回以上は出席させて頂いております! 入場無料となっておりますので、皆様、是非、早朝に、お会いしましょう!! 本日は、久方ぶりに、文教委員会。正直なところ、議会の公務がきっちりあると、ほっとします。 気になることとして、この4月24日に実施された「平成25年度岡山県学力・学習状況調査結果」について。 県内の公立中学校1年生を対象にして、いわば、小学校までの習熟度調査が行われたわけですが、国語、社会、数学、理科の全教科に渡って、「県」立中学の生徒の正答率が、他の市町教委所管の公立中学校よりも、30点から40点も高いという結果になっています。 習熟度において、4教科の平均点が、30点以上高い生徒が集まっている現実は、もはや、いわゆる県立中高一環校が、学力を重視した入試選抜を徹底的に行っているとしか言いようの無い結果であり、義務教育の段階で、公立中学校において、スタート時点から、圧倒的に学力格差が生じている異常事態を生んでいると言わざるを得ないと思います。 もちろん、入学にいたるご努力は、並大抵のものではなかったと推察し、敬意も表したいのですが、これに、私学や岡大附属が加わりますから、敢えて言えば、市町の中学校に、学力上位の生徒は進んでいないのではないか? あるいは、リーダーシップが発揮できる生徒や保護者を義務教育の段階で、県立学校が、引き抜いてしまっていないか? なぜ、地元の公立中学校を彼らは選ばないのか?選ぶことができなかった理由は、なんなのか?また、どういう家庭環境、学習環境により、彼らは、成績優秀なのか? 大切なことは、もちろん、頑張っている人の足を引っ張ったり、否定するわけではなく、底上げを図ることで、つまりは、県立中学校の生徒並みに、学力を押し上げていけば、岡山の教育の問題は解決するわけですが、そもそも、何が違うのか?逆に、それを徹底的に、精査しない限りは、教育問題は解決しないのではないか? あるいは、経済格差が、教育格差を生む状況があるならば、少なくとも、義務教育の段階では、それを是正する必要があるのではないか?例えば、どんな応援が、保護者に必要なのか? 建学の精神に基づく私学は振興すべきだと思いますが、県教委の施策が、格差を助長しているとすれば、岡山県教育行政に、たいへんに大きな責任があると、私は思います。 いずれにせよ、私は、教育行政全般で見たときに、まずは、小中一環校があるべき姿で、義務教育を超えて、大学進学を視野に入れる公立の中高一貫校については、むしろ、発達障害支援の連携などを優先課題とすべきであり、よほど、既存の公立中学校に手厚い支援をすることが、最必要だと思います。 加えて・・・いじめや不登校、校内暴力、さらには、ニート、引きこもり・・・。裏腹だと思います。 少なくとも、県立の学校が良くなれば、それで良しとはなりません。 また、高校の技能検定について、特に、問いました。 近年、県内高校生の就職率が上がっていますが、これは、企業ニーズに対応した高校側の努力があると思います。 特に、技能検定の受検支援は、地域産業を支える人材育成のために、極めて重要ですが、国のメニューを受けた3年間の産業労働部の「岡山県高校生ものづくり技能取得支援事業」が、今年度で、終わりになる可能性があります。 縦割り行政的に言えば、産業労働部の事業が終われば終わってしまいますが、教育委員会単独でも、受検支援継続を行うべきだと強く申し上げました。もちろん、私学も含んでいます。 その他、指定管理者の事業報告や教職員の休職状況等についての報告も。 昼には、様々な打ち合わせ。 夜には、演説会に向かいます。終盤戦に突入で、18日(木)午後7時の市民会館には、高村正彦自民党副総裁が参ります!! 馬場俊英 =『弱い虫』 http://www.youtube.com/watch?v=Rxh90PjGOZk | ||
Copyright (c) 2014 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp |