2012年8月20日(月) 【昨今の道州制議論】

  お盆休み疲れが取れない朝、夏がぶり返しました。まずは、泉田で街宣。

 馬場俊英=『陽炎』
  http://www.youtube.com/watch?v=ht0nR7Dn1BQ


 昼には、「おかやま道州制フォーラム2012」が開催されました。基調講演のみで失礼致しました。正直なところ、退陣表明をされた知事の肝煎りの事業としては、コメントを避けたい気持ちが強いです。

 特に、中四国州については、議会も議決した「第3次夢づくりプラン」に基づいているという論調ですが、個人的には、必ずしも、次の知事を拘束するものではないように思います。
 少なからず、中四国という枠組みの主張が、むしろ、道州制の進捗に影響を与えているような気がしてなりません。どうあれ、州都論争の引鉄になってしまっています。

 まずは、隣県知事との強固な信頼関係の下、具体的な広域施策の成功事例を積み上げていく事が肝要だと思います。
 渇水やウラン残土の問題やフリーゲージトレインや空港、港湾、大学、なにより、災害対策について、本来は、既にスクラムが組めていて当然だと思います。

 少なくとも、現実問題、鳥取県や徳島県が、関西広域連合に参加している状況の中で、まずは、お隣の香川県や、鳥取県、島根県とどれだけ親密な関係が、築けているか。
 岡山県が、道州制を言うならば協力しようという、実績が一番重要です。

 特に、経済については、企業に県境など無いですから、広域で、産業支援というのがあるとすれば、むしろ産業振興財団のような組織の連携が、産学官の連携とともに、既に強固になされているべきで、道州制の議論とは、別だと思います。

 逆に、県境地域の医療体制など、積極的に動くべきテーマは幾つもあります。

 なによりも、行革の視点が、一番重要だと思うのですが・・・。あくまで、都道府県の発展的解消という意味で、私は、道州制推進派です。
 しかし、一歩間違えると、新たな屋上屋の行政組織をつくってしまうことになりかねません。あるいは、行革をしたとして、実は、国の受け皿になってしまうなら、むしろ、行革に逆行です。




 そこから、岡山一宮高校の第18期生の小山田 真さんの講演会・『アメリカンドリームをつかもう!=ハリウッドスターへの道=』を拝聴しました。
 私は、留学しようと思ったことは、今のところ人生で一度も無いのですが、今後は分かりません。

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