2012年4月29日(祝・日・昭和の日)
【共生と傍若無「魚」】

 昭和天皇誕生日=みどりの日の本日は、創立記念朝起き会からスタート。夫婦で出席させて頂きました。

 そこから恒例の日専連の森の清掃に東中山下児童公園に。
 落ち葉の季節ではないので、茂みの中の草抜きをと思うと、発泡スチロールで作られたネコの巣がありました。
 気分は分かるのですが、このままネコが増えてしまう可能性があり、それは、結果として、ネコにとっても、人間にとっても、不幸な結果を招くのではないかな、という気がします。

 少なくとも、「地域ネコ」の合意には、避妊手術が不可欠ですし、そのための話し合いが必要です。

 基本的にとるべき手段としては、行政に違法だから撤去すべきと言うよりも、例えば、地元町内会等でネコの巣に張り紙をして、設置者に連絡を求めるべきではないか、と思います。
 連絡がなければ、撤去するということですが、「地域ネコ」については、まず人間同士のコンセンサスが必要です。

 実際には、ネコ嫌いの人というのも存在しますし、フンの問題もあれば、小便の臭いが、かなりきついです。なによりも、一般的に、野良ネコに、自分の敷地内で、子ネコを生まれることほど、苦しい判断を迫られることはありません。誰もが、飼える状況にあるわけではありません。

 もちろん、心優しい人の行動と思いつつも、一概に、それが人に優しいとも言えません。結果的には、ネコにも、人間にも、無責任な行動かもしれません。難しいところです。

 なによりも、「大きな街には、大きな孤独」と言います。多分、自分自身と重ねて、ネコを守ろうという気持ちがあるとすれば、例えば、それをいきなり撤去することで、悲しみを増幅させるような気もして、撤収は、しませんでした。正直なところ・・気がつかなければ、良かった・・・・。

 それでも思うのは、人は、人によって、傷つけられますが、人によって、救われるということです。


 そこから、家族と合流して、第15回なださきふるさとまつり。快晴に恵まれ、本当に多くの人出でした。さらに、箕島の鯉のぼりフェスタ。何匹か、強風のあおりで、旅に出たようです。考えようによれば、鯉のぼりとしては、良い天寿の全うの仕方だと思います。

 ところで、会場となったため池には、多くのブルーギルがいます。中学生が、パンを餌に釣りをしていましたが、他の魚やブラックバスも駆逐されて、傍若無人でなく、「傍若無魚」ぶりが、よく分かります。
 鯉のぼりまで、食うかもしれません。

 ただ、雑草を抜くときも思いましたが、雑草と考えるのは、人間様の身勝手で、外来種がこれだけ増えたのも、彼ら自身に、悪意があるわけでもありません。
 それでも、やはり、最終的には、ブルーギルも、いずれ捕獲処分するしかないようにも思います。

 本当は、全ての生物と共生したいのですが・・。共生できない原因を辿ると全て人間の方の責任です。


 そこから、ママカリフォーラムの「岡山専門の日」へ。専門学校31校が、集合したオープンキャンパス。多くの高校生が来ていて、あらためて、多くの進路に対応すべく、専門学校の豊富さや努力に感動しま
した。

 理系でなければ、漫然と偏差値が高い文系の大学に行くのが目標になるような時代では、もはやなく、先の就職を見越したときに、生き残りの競争をしているのは、専門学校や大学も、また同じということです。ただ、問題は、私学助成です。
 社会に対応する即戦力を育てる専門学校に対しては、学究機関を支援するのとは、また違う支援が必要です。


 そこから、冒険遊び場へ。いつものように家族連れも多く、つくづく思いましたが、大人の癒し場でもあります。妻子が遊んでいるのをぼーっと見ている父ちゃんは、私だけではありませんでした。

 馬場俊英=『草野球』 http://www.youtube.com/watch?v=xJFrtZmgE1w

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