2011年12月5日(月) 【航空産業立県を】

 今朝は、朝一で、泉田で街宣。
 その後、地域の老人クラブの日帰り旅行のお見送りをさせて頂きましたが、議会も休会日ですから、この際、ご一緒に、金比羅山に、お参りに行きたかったです。
 その時間、妙林寺様の若い御上人が、何人かで、お正月に向けて地域の檀家さんを回られていて、文字通り、師走と言うのだな、と合点がいきました。

 午後には、2005年に、50人の専門家で設立されたという「おかやまコーディネータ連絡協議会」主催の「おかやまものづくりシンポジウム」へ。

 ものづくりの高度化の中で、航空産業、次世代自動車、医療、ロボット、新エネルギーというのが、大きなテーマになるようですが、本日は、玉島ハーバーアイランドに、立地を決められた日本エアロファージ株式会社(=Jフォージ)の佐藤光司代表取締役社長の特別講演。

 さらには、航空機分野から、「ウイングウィン岡山(航空機部品共同受注グループ)」と、次世代自動車分野の「おかやま次世代自動車技術研究開発センター」の取り組みの報告がありました。


 特に、航空分野については、今後20年で、機体数は2倍になると言われ、25000機、約2兆ドルの需要が見込まれる成長分野で、とくに、遠距離も可能になる120〜170席クラスの細胴機(1列通路)の伸びが、期待されています。

 加えて、必要とする技術、他産業への産業波及効果が10倍を越える裾野が広いプラットホーム型の産業で、まさに、鳥人幸吉の岡山が、航空産業立県を目指すのは、当然です。


 なにより、Jフォージが、立地を決めてくださったのは、日立金属安来工場と神戸製鋼高砂製作所の中間点、交通の結節点であることなど、天、地、人の利、岡山県の優位性があるところに、さらに、最新鋭大型プレスという技術の利を加えるということで、産学官の連携のさらなる推進など、我々も、応えていかないといけません。


 一方で、航空産業立地ということについては、なにより多くの大学、岡南飛行場や岡山空港がある岡山市の側も、本当に気合を入れるべきテーマだと思いますし、既存の分野別の産業クラスター(ミクロものづくり、ハートフルビジネスおかやま、メディカルテクノおかやま、おかやまバイオアクティブ等々)も、きっちりと推進していく必要があります。


 質問のネタ探しと誤解されるのですが、長期的な勉強でございます。
 結局、想像通り、土・日に一行も書けなかった一般質問の原稿を書かねば・・・。

 馬場俊英=『この街で』 http://www.youtube.com/watch?v=FJrCfZIPrkc

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