2010年7月8日(木) 【データセンター誘致を!!】

 選挙戦も終盤戦に。詳細な選挙情勢の報道も、時には、選挙妨害に思えることがあります。なお http://satoshin.jp/  は、少しずつ公開に近づいています。


 本日は、御依頼ごとで県庁であれこれともしましたが、特に、岡山県にデータセンターを誘致できないかという当局との話が、一番夢がありました。

 自公連立政権の時代に進められていたことですが、この4月に、総務省は、ネットワーク経由でソフトや情報サービスを利用する「クラウドコンピューティング」の普及に向け、特区を創設する方向を示しました。

 シンガポールなど国策としてある、情報を集中管理する国内最大級の「データセンター」を構築しようということですが、日本では、コンテナ型サーバーが建築基準法や消防法の対象になり、構築・運営費がアメリカの2倍に上ると言われ、こうした規制を緩和しようというものです。

 現在、日本のネット経由の通信量の半分近くが、海外のデータセンターを使い、7000億円以上の利用額が海外に流出したと推察されます。
 クラウド特区で、コストを下げて構築されたデータセンターができれば、日本の企業や国や地方の官公庁の機密データは、情報漏れのリスクを減らして国内に、しかも、低価格で格納できます。


 問題は、新政権になって、税制にからむ問題や著作権法などもクリアして、この法律がいつ通るか?ということに加えて、どこを特区にするかということ。岡山だよ、岡山!

 地震のリスクや、電力熱を発するので寒冷地ということでは、当初、北海道や東北地方が言われていましたが、情報先進県を目指し、かつ交通の結節点でもあり、災害等の少なさで言えば、岡山県にも、十分目があると思います。

 東京・八重洲には、総床面積14万uの世界最大級のデータセンター『@TOKYO』がありますが、投資額は、最大で500億円程度とされ、情報関連投資、人材育成などの広がりも大きく、岡山県の活性化の目玉になり得ます。


 イメージは、特定のエリアというよりも、岡山県全土。ただ、いまや触れること自体タブーとされている?吉備高原都市やリサーチパークの有効活用のイメージに合うと思います。
 ITのインフラの整備は進んできていますが、サービス内容が勝負になっている状況で、岡山県も、次の手を打つ必要があると思います。いわば、県の国際戦略ともいえます。
 全国的にも、まだ話題になっていませんが、自治体間競争になるのは必至で、これは取りに行かなくてはいけません。

 過去に、議会で提案した吉備高原都市のIPV6のテストベット構想は、知事に一蹴された経験がありますが、岡山情報ハイウエィの次を提案しないとなぁ。夢が欲しい!!


 『ポプラ通りの家』 http://www.youtube.com/watch?v=H2O31NS3KSU

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