2009年1月25日(日)
【兼六園界隈を越える後楽園界隈に】

 ところで、後楽園は、『全国都市緑化おかやまフェア』のサブ会場なのですが、3月20日から開会なのですが、まだ、協賛行事等の詰めはこれからです。
http://www.pref.okayama.jp/doboku/ryokkafair/okayama_hanadayori2009.html

 何度も申し上げますが、この催しは、会期中に、岡山市の政令指定都市移行もあり、その岡山市と岡山県の最大の協働事業で、これからの県市の関係を占う意味もある、極めて重要なものです。

 ある意味、役割分担から言えば、倉敷チボリ公園が無くなった今、少なくとも岡山県内から広域的に来場者を呼び込むのは、岡山県サイドが頑張らないといけません。


 昨日、本当にありがたいことに、期間中に御協力頂ける多くのボランティアの方々が集われましたが、今のところ、メイン会場とサブ会場の連絡が明確でありません。

 後楽園に来た観光客が、西大寺のメイン会場に行くという発想があるのかどうか?県内の人間が、自家用車で行くのが前提なのか?いわゆる集客計画があるように、見えません。

 もちろん、交通アクセス的にも、今から思うと、軽便がればなぁ、と思うのですが、メイン会場とサブ会場は、JR赤穂線で繋ごうということのようですが、JR西大寺駅からと同じように、JR西川原・就実駅まで、後楽園からピストン輸送が必要なのかどうか、どうも具体的な議論がされているのかどうか・・・。


 実は、ご案内の通り、岡山城は市管理、後楽園は県の管理で、ボランティアガイドさんも、十分知識も熱意も持っておられるのですが、後楽園側から月見橋を渡って・・・という県市の連携には、課題があります。

 ましてや、西川緑道公園も、協賛の会場とされていますから、西川緑道公園、岡山城、後楽園、西大寺メイン会場は、情報を共有して、一体的に考える必要あります。


 ともあれ、この機に、後楽園界隈の文化ゾーンについても、来年の国民文化祭を見越して、国・県・市で一体に考えるチャンスであり、逆に、ここの連携が失敗すれば、来年も、思い遣られるという事態になります。


 農政局跡は、現在の後楽館中高の旧南方小学校への移動で、いずれ、出石町再開発と相俟って、いわば、兼六園周辺に絶対に負けない観光・文化ゾーンにする、種地になります。

 岡山市が政令指定都市になろうとする今、県市一体で、旭川まで加味すれば国と一体となって、今まさに、グランドデザインを描かなくてはいけない時です。

 これは、シンフォニーホールの観光物産センターも絡んでくることですし、かねてから申し上げている「商店街大回廊」も含めた中心市街地の絵を描く必要があるということです。

 ひとり緑化フェアだけの問題ではないのです。

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