2007年10月15日(月)【水島コンビナート】

 朝一で、ある地域の急傾斜地に。市道の脇ですが、県の崩壊対策事業で対応するには、「急傾斜地崩壊危険区域内」の「自然がけ」という要件が必要になりますが、いずれも該当せず。しかし、子ども達の通学路になっています。岡山市に再要請ということになりますが、政令指定都市になっても、この種の事業の重要性は変わりません。


 また、ある武道競技団体の要望で、本庁各所と県議会議長に面談。コンプライアンスのからみで、公開対象になりますが、情報開示請求されて、いわゆる提言や働き掛けが多い議員であると指摘されても、法的な問題がなければ勲章であり、むしろそれを目指すべきだと思います。

 ともあれ、武道教育推進議員連盟を作っていくというのは、新武道館建設の大前提になります。もっとも、長期構想で、いつ、どこに建つかすら分かりませんませんが。



 そこから本日は、産業労働警察委員会。報酬支給日の15日に開催される委員会は、いわゆる「給料委員会」で、とりあえず開催される慣習があり、当局の報告ネタが少ない傾向があるような気がします。

 ICカード運転免許証が来年1月4日から交付されるという報告に、警察職員もコンプライアンス徹底するという報告。警察職員に対する提言等が公表され、再就職の透明性を確保するということですが、もっとも、警察安全相談処理要綱など、別の法に基づいたり、強制力を持つ警察権力でもあり、扱いはかなり慎重でないといけません。残すは、教育委員会。

 また、「水島コンビナート国際競争力強化ビジョンの策定」について、産業労働部から報告。水島コンビナートは、京浜、京葉に次ぐ、国内最大規模のコンビナートで、まさに我が県の命綱。
 新幹線からはよく見えますが、この夏、敢えて自動車で、周南を通り、こりゃ大きいなぁと思っておりましたが、周南はもちろん、四日市や堺・泉北、鹿島など水島は、凌駕しています。

 示された案は、かなり詳細な資料も付いておりますが、要は、企業、大学、県、市の役割分担の中で、県が具体的に何をするのか、夢づくりプランも絡めて、もっと明確にして欲しい旨要望しました。

 玉島ハーバーアイランドとの連携や高梁川新橋梁なども含めて、農業県から工業県に脱皮した三木知事の世紀の大事業をいかに世界に向け発展させるかは、我々の世代の責務です。

 それにしても、水島コンビナートのことについて、己の理解不足を恥じております。



 午後から、勉強会で、政務調査費の話など。政治とお金の問題で領収書の公開は、時代の要請ですが、お金があることをもって、豊かな生活と考えるなら、地方議員に、豊かな生活は、今後益々ありえないのではないかな。

 「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり、この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業はなし得られぬなり。」と西郷どんは、おっしゃられましたが、こうした人は、国家の大業以前に、結局、自分の始末すらできなくなるのではないかなぁ?と、思わないではない今日この頃。

 が、こうした愚痴自体が、民意とずれています。



 その後、特別支援教育の話などで相談。ノーマライゼーションの流れの中で、養護学校の新設や特別支援教室の増加の要請について、いかように考えるか。
 チボリ公園への投資を引き合いに出されると、正直なところ、これは非常に辛いです。

Copyright (c) 2007 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp