2007年10月3日(水) 【岡南飛行場の可能性】

 朝一で、御依頼受けに行き、さらに浦安の岡南飛行場へ。
 スカイパーク構想という夢がありましたが、日応寺の岡山空港が出来た後も、敢えて浦安の旧岡山空港を残して、岡南飛行場としたわけですが、こうした県営の空港が2つある岡山県の優位性をいかに活かしていくかは、大きな課題です。

 広島西空港も、コミューター定期便に動きがあり、小型機専用飛行場にシフトしていくとすれば、わずか十数分の距離など、直接のライバルと見なすべきで、うかうかしておれません。

 いわゆる整備会社も大きく飛躍していますが、地方にあるがゆえの市民と航空産業のふれ合いというのが、もっとあって良いのかもしれません。それは、いわゆる朝市や青空市のようなものからの始まりかもしれませんし、高校生や大学生が、整備について、体験ができる機会が、もっとあっても良いかもしれません。

 なによりも、岡山空港よりも、遙かに近くに飛行機やヘリコプターに接することが出来る状況は、子ども達に、大空への夢を描くきっかけになるには、抜群の環境と言えるかもしれません。
 我が子が、鉄道マニアとして新幹線の運転手になりたいように、世界を股にかけるパイロットや整備士になりたいと願う子どもが、たくさん出てくれば良いと思います。

 少なくとも、現状の岡南飛行場は、倉敷チボリ公園のように目立ってはいませんが、300億円以上かけて再整備しただけの県民への還元がなされていないと評価されても仕方ないでしょう。

 20周年を迎えている岡山空港は、岡山空港開港20周年記念事業実行委員会が組織されて、様々な行事が行われてるにも関わらず、同じ20周年のはずの岡南飛行場は、ほとんど無視されている状況です。

 もちろん、来年のサミットを控えて、テロ対策の強化も必要ですし、住宅街が広がる地域との兼ね合いで、午後6時30分(以前は、日没まででしたが)までしか使えない制限もあり、ヘリコプターの低空飛行や、タッチアンドゴーの繰り返しは、避けなくてはいけませんが、導入されるかもしれない防災ヘリの拠点(「わしょう」や「ももたろう」との兼ね合いで、リスク分散で、駐機場は別になったとしても)として、あるいは、マリンスポーツも含めたレジャーの拠点として、岡南飛行場は、もっともっと活用できると考えます。

 現在多方面から調査を続けておりますが、名称改称まで含めて、12月定例会で、岡南飛行場に必ず光を当てます。


 午後からは、県庁で様々な御依頼受けに、事務作業。夕刻から、空炊き騒ぎの現場で消防分団に合流。遅れて、今年初めて開催された地域交流会に。

 備前県民局管内知事・市町長会議(夢づくり地域サミット)の後の例年の懇親会に、管内県議会議員が合流した形で、県民局幹部職員を入れても、議員の方が多かったような気もします。

 これは、知事への遠慮もあって、首長さんだけでは、結局、間が持たなかったのでは?枯れ木も山の賑わいで呼ばれたのでは?という疑いもないではありませんが、多くの限界集落を抱える首長さんと、私が提唱する二元生活(ウイークデーは街に、週末は、里に暮らすことを支援する)について、お話が出来たのは、収穫でした。この会は重ねて頂くと、非常に良いかもしんない。

 備中、美作県民局管内でも行うそうです。

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