2004年8月17日(月)
【岡山ー大連ー北京便の創設を】

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 中国と言えば、岡山県なら上海。上海事務所もあるわけですが、これからの狙いは、なんといっても東北地方。その玄関口・大連との連携は、岡山県の対中国戦略の最重要課題。
 まずは、岡山ー大連経由北京定期便開設のためには、大連との経済交流等、密な関係の実績づくりが重要です。
 ともかく、この際、私も大連に行かなくてはいけません。
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     詳しくは ↓

 本日は、「海軍いかり会」終戦記念日の集い。心なしか、ご参加の方が少なくなっているような気もします。平和の語り部として、戦争を体験された方の話を少しでも多く伺わなくてはいけない時期です。

 午後から、市議会や西警察署など。ここのところ、大連の話がらみで、県・市有志の議員で、ともかく行こう、という話になっています。
 山陽新聞の連載で、旧満州への関心が高まっていますが、東北地方への玄関口で、日本と縁の深い大連には、もともとが非常に行きたいのですが、議員として行きたい理由は、大きく分けて2つ。


 ひとつは、言うまでもなく、岡山ー北京線開通のためには、大連経由北京というコースが予想され、人民代表者会議や大連市当局に、議員としても働きかけよう、ということです。

 その背景には、姉妹都市縁組みがらみで、市当局が、ちょっとややこしいことになっていることがあり、議員は議員として動いているという経緯があります。

 ちなみに、空港は、軍隊と共有。大連の港も、軍事基地で、そこらへんも難しいことがあるようです。


 さらには、大連市当局から、人の派遣を含めた経済交流の声がありますが、これも県が市をバックアップする必要がある状況になっています。

 例えば、民間が外国人を受け入れるJITCO(国際研修協力機構)の技能研修実習生は、県下7〜800人いるそうですが、県が受け入れる技術研修員は、岡山県人会があるブラジルやペルー、さらに中国などから毎年6〜7人。
 ニーズ自体は、もっともっとあると言って良いと思います。


 ともかく、人間関係重視の中国ですから、あちらこちらでのアプローチがあるというのも重要なことだそうです。


 ただ、しかし幾つか疑問もあります。

 岡山県は、上海事務所、正確には、JETROへの派遣で、駐在員を置いていますが、上海で、中国全土をカバーしきれるのか。

 また、上海や大連に、企業が出ていったり、経済交流するのは良いことですが、こうした対外投資が、逆に岡山に、どう戻ってきているのか。
 極端な話、工業団地への進出等日本への投資は見込めないのか。岡山への企業誘致にどんなアプローチをしているのか。

 また、中国への企業進出、中国からの企業誘致ひとつ取っても、例えば岡山県と岡山市の連携が、十分になされているのかどうか。

 さらに、大連経由北京便開設のためには、いわゆる実績が必要ですが、民間のチャーター便等含めて、十分な成果が上がっていると言えるのかどうか。


 ともあれ、市議の先生方のご指導も頂きながら、私自身、10月知事選挙後には、大連に飛ぼうと考えています。
 そして、願わくば、来年には、上海視察団に続く、大連視察団を組織しようという気になっております。

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