2003年8月8日(金) 【台風接近中です 雇用対策】

 台風10号の接近で、助かったと思えるのは、甲子園の倉工ですが、岡山県内への影響は夜半に向けて、これからということで、緊張が高まります。皆様くれぐれもご注意を。

 交通の混乱、災害の発生も心配ですが、長梅雨が明けたら、猛暑、さらには、台風と、農作物への影響は避けられそうにありません。


 もちろん、本日は、室外での夏祭りは中止。これで、明日は、夏祭りがいよいよ集中で、現在メッセージ発送の対応に追われています。明日の夜は、たいへんです。

 様々な行事の変更がありますが、例えば、「おかやま白桃の日フェア」は、明日午後1時からに変更。岡山駅前広場で、先着300名の方に、白桃のプレゼントがありますが、国体キャンペーン等もあり、そこまでに、台風が抜けてくれていることを祈ります。


 昨日、本当に風情のある○○の夏祭りで、非常に珍しいことですが、地域の方とカラオケに興じ、しこたま酩酊したために、実は、生まれて初めて自動車代行のお世話になりました。

 自分ではめったに乗りませんが、タクシーの運転手さんとも、景気の話をしたりするのですが、昼は、警備員をされている昨日の代行の運転手さんの話には凄まじいものがありました。
 誠に申し訳ありません、という気持ちになり、酔いがすっかり飛んでしまいました。


 就職の相談を頂いたり、今朝も、ハロー・ワークの対応への苦情を頂いたりしながら、すぐにでも働きたいが、まずは、今日どうやって食うんなら、という状態に追い込まれた方に対して、自らは安定している公務員という立場で、どれだけ真摯に考えられるのか、そこに、大きな問題があると思います。

 私が、当時の公共職業安定所に通ったのは、司法試験崩れで新聞配達をしていた頃、定職に就こうとした1回だけで、ある意味、切実とは言えなかったかもしれませんが、ハロー・ワークへの自動車の長い列を見る時に、ご本人や家族の方の心境を思うと、切なく、申し訳ない気落ちになります。

 特に、私自身も、雇用対策・ミスマッチ解消と安易に言うけれども、なかなか就職が決まらない来春卒の大学生、試験のある職業訓練校に入ることができない失業中の方、障害者1級手帳を持つ方の就職相談に対して、成す術がないような状況が続いています。

 ただ、一方で、社会の一部に、税金を納めることなく、あくせくと働かない方が楽だと、社会にぶら下がろうとする考え方があることも、是正していかなくてはいけません。
 少なくとも、正直者が馬鹿を見てはいけません。


 いずれにせよ、就職相談もさることながら、雇用創出をいかに行うのか、行政が、財政厳しき折、予算を圧縮しましたと阿呆の一つ覚えのように言うことで、それで仕事をしました、と開き直られたら困るのです。それを前提に、仕事をするのであり、縮小自体は、胸を張って言う仕事でもなんでもありません。

 結局は、民間に、雇用促進して下さい、とお願いするだけで、行政自らが、なにひとつ雇用促進の有効な施策が打ち出せないのならば、我々議員も含めて、公務員、なにより、ハローワークの職員こそが、ハローワークに通うような時代になるべきなのだと思いますし、否、そういった声に、応えていかないといけません。


 もっとも、我々議員は、いつもタイトロープの上で、4年ごとの決算で倒れ、路頭に迷う可能性もある点では、安定した公務員とは、とても言えないと思いますが。

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