2003年7月30日(水)
【町工場の人工衛星プロジェクト】

 本日は、(財)岡山県振興財団主催のものづくりセミナーで、「町工場の人工衛星プロジェクトー東大阪のモノづくり復権にかける!ー」と題して、世界で一番小さいボーイング社認定工場の(株)アオキの青木豊彦社長のお話を伺いました。

 TV等でも、何度も取上げられているし、ともかく明るい話ということで、330人もの方が、聴講され、会場は大きな感動に包まれました。リアルタイムの『プロジェクトX』のようでした。

 「歯ブラシからロケットまで」つくることができるという1万を越えた工業事業所が、約8000に減少した東大阪で、オンリーワンの中小企業が集結して、2005年末のH2Aロケットで、「まいど1号」という1辺50cmの人工衛星を宇宙に打ち上げるというプロジェクトです。町工場が集まって、宇宙を相手にするのです。

 きっと実現すると思いますし、岡山には岡山の人工衛星のようなものが、必ず見つかると思います。


 単純に言えば夢ですが、その根底にある、私が一番強く感じたものは、中小企業の「プライド、誇り」でした。聴講された多くの方が、青木社長の人生へのエールに、確かな共感を感じ、私自身、胸が熱くなるものがありました。
 職人魂を持った町工場のプライドや!

 仕事や地域や家族や自分自身の人生を誇り、なにより愛する力を我々は、いつのまにやら、なくしてしまっているのかもしれません。誇りと愛と夢を持ってやっていこうやないか!・・・河内節は、元気が出るやないけ〜。


 地方議員は、言わば、中小企業というより、零細企業、否、全くの個人商店のようなものですが、「あすなろ」は、あすなろなりのプライドがあります。わいはわいで、わいの人口衛星を飛ばしたらんかい。やったらんかい。


 (財)岡山県産業振興財団では、ビデオにするそうなので、是非、皆様も聞いてみて下さい。ちょっと時間がかかると思いますが。
 ttp://ssn.optic.or.jp/ml.html

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