2001年9月19日(水)
【プロジェクトX 財政改革と肥満議員】

 本日は、ご多忙の中、多数の皆様に、傍聴におこし頂きまして、本当にありがとうございました。
 今日は、本当は不安だったのですが、皆さんのお力に助けて頂きました。たいへんにうれしかったです。重ねて御礼を申し上げます。


 まず、お断りしなくてはいけないのは、本日の知事答弁の中に、質問ではなかったのですが、財政赤字の解消は、「プロジェクトX」に出るに相当する課題なので、それを解消して知事に「プロジェクトX」に出てほしい、という私の「希望」に対して、「プロジェクトXには、佐藤議員にも、出て欲しいが、TVに映るその時にまで、もう少し痩せて欲しい」といった、どうでも良いようなものがありました。
 これは、もっともなご指導ですが、実は、ジョークです。誤解なきよう。そこだけ聞かれた方は、失礼な答弁と思われたかもしれませんが。


 これには、伏線がありまして、昨日の本会議で、ある議員が、一般質問の際、ご自身の闘病の苦しみを語られ、「そのあたりは危ないですぞ。選挙で走って絞りなさい」と、最前列の太い若手議員2人、私とH議員を指し、議場がドット沸く場面がありました。

 今日、H議員の後に登壇した私が、「さきほどはH議員でしたが、私は、佐藤真治の方です。健康に留意して、太く長く頑張ります」と始めたため、それが、妙な「つかみ」になり、知事が、答弁で、締められた。という、わけです。
 昨日から聞かれていないとわからない楽屋落ちの内容ですが、実は、私の質問原稿の中には、つかみが入っていました。

 ともあれ、庁内の視聴率は、高かったようですが、知事から、議場で、「痩せなさい」と言われた全国でも珍しい議員になってしまいました。
 このあたりは、ほのぼの話です。でも、痩せないと、ずっと、ネタにされます。明日も、ネタにされるかもしれません。H議員と戦々恐々。痩せりゃあ良いんですが。(まず、自分の身から、リストラせーや。)
(最近、妻からも、肥満につき、心配、厳しい言葉をあびております。)

 まぁ、これは、県政そのものには、どうでも良い問題です。(くそっ。)


 さて、今日の一般質問です。
 明日の山陽新聞は、「パブリックコメント」の部分が掲載されるはずです。運用の要綱を明らかにしたい、という新答弁です。
 が、「PFIが、第三セクターと異なり、追加の支援は、絶対にない」という言質の方が、長い目で見れば、重要です。
 さらに、第三者機関やパブリックコメントは、議会との関係では、「参考」と明言されたことも大きいと思います。

 また、直接の質問は、していなかったのですが、いかなる配慮か、敢えてインキュベーション・センターそのものに触れられ、知事自らが、いわば成功の確約をされたことが、大きかったと思います。異例の答弁だと思います。知事が責任を負うのですから、そうなると、もう言うことはありません。
 変な言い方ですが、議員一人でも、ここまで動かせるのか・・・・。ふーん。ありがたいことです。しかし、これは、ちょっと自信になるぞ。

 なお、近々に山陽新聞で、PFI特集が、始まるようです。


 ただ、どうでしょうか。行政は、パブリックサービスであり、コストの面では、一概に判断できないということですが、例えば、行政の情報化は、県民のサービス向上効果、利用者の利便性を上げるもので、コストダウンとは、別の観点である、という答弁には、やはり、民間とそもそも発想が違うのだなぁ、と思わざるをえませんでした。
 違うと言われたら、聞きようがありません。

 市場との競争原理の導入、特に、行政のコストを減らすためのNPOの活用ということでは、極めて後ろ向きの答弁でした。

 第三セクターや外郭団体同様、行政にも経営感覚がいるのではないでしょうか。行政コスト、ということは、議論していきたいテーマです。



 早口は、直りそうにありませんが、今日の質問が、どなたに、どう受けとめられたか、わかりません。客観的な判断ができません。前後に、救いを入れたものの、かなり厳しい表現だった気もします。ただ、本当を語ったつもりです。
 むしろ、議場に一番伝わらないような気がしていました。
 ただ、全庁のTVに流れていました。職員の方は、どう感じたのだろう?
 答は、明日以降に出てくるのかもしれません。


 補正予算に反対していたら、新聞に大きく乗せたのに、と、あるマスコミ。

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