2001年7月4日(水) 【玉島ハーバーアイランド】

 本日は、商工労働警察委員会の県内調査で、児島警察署と玉島ハーバーアイランドに。遠足(?)に不向きな、うだるような暑さでした。

 児島署では、児島、倉敷、玉島、水島の各署長から事務概況報告。実は、警察署調査は、結局、数字の報告で、早く済んでしまうと定評がありますが、本日は、一挙に4署分。
 むしろ、要望事項を聞きに行くとも言え、懸案はどこも、老朽化した交番や駐在所の改善整備。ちょっと、もやもやっとした気分です。

 他に、青少年の総合相談センター(蕃山町)の名称が、「ハートフル岡山110」になったとのこと。



 続いて、玉島ハーバーアイランド(「こころ」その220およびその230参照)に。連絡橋から下を眺めると、エイが悠々と泳いでいました。

 中国地方東部の国際物流拠点港としての機能を充実するため、245haの人工島に、外内貿コンテナターミナルをはじめとした港湾施設を整備するとともに、特定重要港湾への昇格、新たな国際定期コンテナ航路の開設、企業誘致に向けた取り組みが、この玉島ハーバーアイランドで行われています。


 高梁川対岸の水島コンビナートには、当然、例えばー16m級の水島港内航路で、巨大なタンカーは、独自に入っていますから、最深ー12m岸壁が、呼び込みたいのは、3万t級の定期コンテナ貨物船です。
 この4月のFAZ指定もあり、現在20万tの輸入コンテナ貨物を平成18年度までに、47万tに引き上げる計画です。

 ちなみに、今回の水島港のFAZ指定(正確には、倉敷市が指定されたのですが。)のうち、この玉島ハーバーアイランド内の182haが、輸入貨物流通促進事業の集積を特に促進する特定集積地区に設定されました。

 この地区に、輸入貨物を取り扱う物流関係事業者や製造業者等の集積を促進し、FAZ指定を受けている(正確には岡山市)岡山空港の航空輸入貨物、及び港湾輸入貨物を一括して取り扱うことのできる加工・流通拠点としての機能向上と効率化が求められます。


 イメージとしては、国際経済交流を促進する施設として「CONVEX岡山」を真ん中に(「総合物流センター」、正確には早島町もFAZ指定を受けています。)、増設なる「岡山空港航空貨物ターミナル」と、平成14年度完成予定の玉島ハーバーアイランドの「水島港国際物流センター」という、陸海空の物流拠点が、結ばれるのです。
 これが俗に言う、岡山が物流拠点である、交通の結節点である、ということの面目躍如というところでしょう。

 しかも、岡山空港の側には、「リサーチパーク」があり、「岡山情報ハイウエイ」という先駆的なIT技術が、ITの集積が、さらに、優位性を高めるというわけです。

 これが、物流拠点、我が岡山県が描く青写真です。


 しかし、今必ずしも、玉島ハーバーアイランドの港湾関連用地の分譲が、順調というわけでも、将来バラ色というわけでもありません。第三セクター「水島港国際物流センター株式会社」の管理する水島港国際物流センターは、とりあえずできても。

 全く個人的な考えですが、よほど、これは付加価値をつけられないと、倉庫業、物流業だけでは厳しいぞ、と感じます。要するに、例えば、倉庫のバックヤードに、加工する、付加価値をつける場がないと、荷さばきプラスαが必要ではないか。そのためにも、新技術の開発も必要です。
 米原じぁあるまいし、乗り換え易くても、乗り換えるだけでは、駄目だと思います。

 玉島ハーバーアイランドは、意外に注目度は低いかもしれませんが、例えば、今秋の岡山空港3000m化の真の狙いは、定期航空貨物便の増設であるように、物流戦略は、我が県が、生き残る基本です。
 叡智を結集し、どうしても成功させないといけない事業です。

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