2001年6月4日(月) 【おかみさん会】

 さて、本日は、「表町おかみさん会」の総会に、お邪魔しました。せっかくなので、我が家のおかみさん(妻)も、同伴致しました。実に、勉強させて頂きました。なにか、うちのおかみさん(妻)も、熱いご指導を頂いて、さらにパワーアップしそうです。
 僕、とっても幸せ・・・・。


 現在、全国の商店街は、後継者問題・空き店舗問題等様々な問題を抱えており、大変な危機を迎えています。
 こうした状況下に対応するためには、これからの街づくりは従来の行政主導ではなく、地元の住民が、自分たちの街のために、提案し、行動していかなければなりません。

 そこで、商店街を活性化させるために、商店街に住み、商売をし、買い物をする商店街の「おかみさん」達に集まっていただき、女性の視点から人に優しい街づくりを考えていくために、「おかやまおかみさん会」が、平成11年3月に結成されました。

 「おかやまおかみさん会」は、表町おかみさん会(岡山市)、児島おかみさん会(倉敷市)、倉敷おかみさん会(倉敷市)、トゥッティ(備前市)、笠岡おかみさん会(笠岡市)、奉還町おかみさん会(岡山市)、オペラ通りレディースクラブ(岡山市)、井原おかみさん会(井原市)、ソシオおかみさん会(津山市)、水島おかみさん会(倉敷市)などが、所属しています。


 (以下ホームページより)
 『表町おかみさん会は、従来、商店街が力を注いだ販売促進という観点だけでなく、「安全な商店街」を目標に活動を開始しました。
 「危ない、汚い、明るくない」商店街は消費者はもちろん、誰も寄りつきたくありません。自転車乗り入れ禁止地区にもかかわらず、歩行者優先を無視して自転車で全速力で商店街を走り抜ける人がおり、人身事故も起こるかもしれません。公共施設、個人住宅、店舗への落書きや放置自転車も後をたちません。

 もし私達が何もしなければ、むしろエスカレートする一方です。夜間、商店街が暗くなってしまうことも感心できません。安全で清潔で明るい表町商店街が私達の目標です。』



 とりわけ、表町おかみさん会は、自転車と歩行者が共生できる商店街を地元全員の協力で築かれたいと、調査を重ねられ、「駐輪場マップ」を作られました。
 また、タウンモビリティーの実験など、バリアフリーの商店街への取り組みもされています。

 おかみさん会が、素晴らしいのは、それが、自分の商売を超えた「まちづくり」の活動だからです。
 そして、男性が妙に拘る、名誉だ、肩書きだ、世間の評価だ、筋だ、段取りだ、手続きだ、とは全く異なる観点から事を進め(要するに、動くかどうか)、本当に純粋な思いだけでされているのが、びんびんと伝わってきます。
 本当に見習うべき点が多いと思います。



 考えてみれば、私も商売人の息子。
 おかみさん・・・うちのおかん(母)?

 遊んだり、休んだり、愚痴を言ったり、他人がどうだ、男がどうじゃぁと議論する暇があったら、今目の前にある現実、商売をするんじゃ。私ゃ忙しいんじゃ。
 少しでも汗をかいて働かれぇ!理屈じゃねんじゃ。日銭を稼いで、なんぼが商売じゃ。毎日勝負じゃ。開き直ったら女は、強ぇーよ。

 個人的には、現実感覚や直感力は、夢を追いがちな馬鹿な男より、女性の方が遥かに優れていると思います。
 時々、私が自分で商売するなら、もっともっと貪欲に、本気で死ぬまで働くけどなぁ、と男性に対して思うことがありますが、きっと、「おかみさん」は、もっと冷徹に見ているでしょう。
 あんたの商売、本気じゃねーが、半端じゃが、格好ばーせられな、と。

 うちのおかみさん(妻)に、そう言われないように、頑張ろうっと。

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