2001年6月1日(金) 【おかやま経済国際化】

 どうもここのところネタが豊富で、自分で困っています。平和町北部町内会のバリー・ボンズと呼んで下さい。鼻水は垂れるし、咳は出るし、咽喉は痛いし、眠いし。でも止らない。

 以下、あるパンフから、石井知事のご挨拶丸写し。

 《 21世紀を迎えた今、IT革命の進展等に伴って経済のグローバル化が加速しており、世界的規模でのM&A等による企業再編成、自動車や金融・証券等を中心とした対日投資の急増、国際的な連携による研究開発や技術革新、日本企業の生産拠点海外シフトなど、我が国経済に影響を与える国際化の波はますます大きなものとなっております。

 本県においても、昨年は、県内企業の海外事業展開のも年前半のアジア経済の回復を受けて再び拡大基調に入るとともに、岡山空港・水島港の国際貨物取扱量が過去最高となるなど、国際化の進展が顕著になっており、県内の中小・中堅企業においても、国際競争力強化のために、今後ますます技術開発や経営面・取引面における国際的な企業間連携を図っていくことが必要不可欠となってきております。

 こうした状況に的確に対応するため、本県においては、本年1月に『岡山県経済の国際化に向けたアクションプログラム』を策定したところであり、これを受けて、産学官が連携した組織『おかやま経済国際化連携プロジェクト実行委員会』をこの4月に立ち上げ、関係者の緊密な連携のもとに、県内の経済環境をより一層魅力的なものとするための各種プロジェクトを、国際的な視点に基づいて積極的に実施することとしております。 》


 その流れの中で、本日は、「社団法人岡山県国際経済交流協会を事務局とし、「おかやま経済国際化連携プロジェクト実行委員会」主催で、「シリコンバレイ起業家支援の実践に学ぶ」セミナーが、開催されました。

 ご案内の通り、サンノゼ市は昭和32年より、岡山市の姉妹都市。これだけ岡山の経済人の人口に膾炙される街も珍しいです。よっぽど凄いのでしょうが、私はまだ行ったことがありません。
 いつも、行かないとまずいんじゃないか、という気にさせられます。

 ただ本日は、後半が聞けていないので、流れが分かりませんが、シリコンバレイと岡山を比べたり、連携したりということが現実味のある話なのか、岡山にメリットがあるのか私の認識は不十分です。


 むしろ、経済国際化からは外れていましたが、産業支援という点では、萩原岡山市のご挨拶が示唆に富んでいました。

 いわく、起業家支援・産業振興は市役所は、不得意な分野。産業政策というより、むしろ商店街の活性化という方が馴染む。ただ今回試験的にインキュベーション機能も果たしてみた。
 すなわち、情報水道化構想のうち、光ファイバー敷設を市と事業者で取り組んだ。結果中数件の特許となり、とりわけ官工事設備協同組合青年部が、技術開発に呼応し、特許をとった。自らが、コア技術を取得して勝負する時代になった。
 大切なのは、良い技術ができたら市が調達すること。調達型技術コンペを行いたい。これは市という単位が、一番妥当な形で関与できる。
 この分野で、技術コンペをしてはどうかと提案頂きたい。

 非常におもしろいと思いましたが、問題は県との連携。産業支援するが、積極的にそれを県が活用する、という言い方は、県はしていないかもしれません。共同特許という考え方も、私は無理解です。
 ちょっと勉強させて頂きます。

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