2008年3月20日(木・祝・春分の日)
【近くの俺たちのファジアーノ】

 雨の影響で、おやじの会のソフトボールは中止になり、家族で伯備線に乗って、中庄駅を降り、倉敷マスカット球場の広島ー阪神オープン戦を観戦。
 とにかく、今年は、オープン戦、公式戦の試合数が極端に落ちていて、観客動員に、僅かに貢献したつもりですが・・・。

 もっとも、私は、横浜ベイスターズのファンですから、中立なのですが、立て続けに、自軍の4番バッターが奪われたようで、このカードですと、多少、カープに肩入れするところがあります。特に、逆に、タイガースから来た喜田や赤松選手の活躍を望んでいます。

 高卒や無名の選手をファームから鍛え上げるカープは、今年は、往年の横浜大洋を彷彿させる赤松、天谷、梵のスーパーカートリオの機動力野球。また、重量級の4番・栗原は、魅力的です。

 今日も、赤松、天谷がダブルスチールを決めて、カープらしい試合展開でしたが、実は、5回終了後、球場をあとにしました。


 言うまでもなく、桃太郎スタジアムの午後4時キックオフのJFL・ファジアーノ岡山の地元開幕戦の観戦のため。
 なにしろ相手は、1年でJリーグ入りを目指すというJFLの2チームが合体したカターレ富山。気が気でなりませんでした。

 週間ベースボールを読み続けて30年。今も定期購読していますが、ついに、地元サッカーチームの魅力は、私の中で、プロ野球を越えてしまったのかもしれません。



 少し遅れて到着したところで、いきなり続けてのゴールを観ることが出来ました。ご陽気に折り返したところが、後半は、いけません。じわじわと追いつかれて、完全に押されていたので、誰もが、桃スタで、あるいは敗戦を観ることになるかもしれんぞ、という覚悟をしかけけて、ロスタイム3分・・・。

 数少ないチャンスに、サポーターの大声援で、いぼいぼ坊主が総立ちするような(=鳥肌が立つような)劇的な決勝ゴール!!
 うーん、確かに、誰彼構わず、抱き合ったり握手したくなります。


 私は野球とサッカーを比べようとは思いませんが、我が子も、マスカット球場では、寝かけていましたが、桃太郎スタジアムでは、少し大きめのフラッグを振り回していましたし、妻も、野球よりも、ルールは分かり易いようです。
 それ以上に、「岡山」の私達のチームだから、応援したくなるのです。こういう勝ち方をされると、もうたまりません。

 一方で、先方のサポーターの方々が、富山から来て下さったのは実に嬉しくもあり、もしも、富山の人と会ったら、LRT以外に、サッカーの話で共通点を見出せるなんて、なんか、すごくね?
 良いチームじゃないか、と、富山にも、敬意を払いたくなります。


 よもや、「こころ」を御覧の方で、ファジアーノ岡山の試合を観たことがないなどと言われる方はおられないと思いますが、万が一、まだの方は、是非、近々にご観戦を。された方が良いと思います。なお、今年から有料ですが、それもまた嬉しいじゃないですか。
 http://www.fagiano-okayama.com/

 少し電車で行けば、プロ野球の観戦ができ、自転車で、JFLのサッカー観戦に行くことができる、この立地は、全国にそうないと思います。


 また、昨年の12月定例会で、有料試合でも、会場使用料の減免ができるよう提案していたのですが、岡山シーガルスや湯郷ベルも含めて、この度、それが実現したのは、要は、知事も支援されたい思いが強いからでしょう。出すことはできなくても、とらないという行政の支援もあるのです。
 今後とも、こうしたトップチームの応援体制の構築に、私も努力して参ります。


 一方で、私自身が、議員としても上がっていかないと、応援して下さる方に申し訳ないなと思います。
 そういう意味では、街にとっても、誰にとっても、おらが街のチームは、誇りであり、エネルギーなのです。

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