2006年11月5日(日)
【タンデムなら見られることがある】

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 今朝は家族で、午前5時からの朝起き会、さらに、その後の夫婦食事会。演壇で馴れ初めを語るのは、かなり恥ずかしいことです。朝から、多くの先輩ご夫妻の話を伺いながら、珍しくかなりゆっくり。
 そんなこともあり、大遅刻の京橋朝市で、これまた、ゆっくり。お店も終盤で、たこ焼きも、1パック、サービスして頂きました。

 雲一つ無い青空に、旭川は、なんとも美しく、素晴らしい天気に恵まれたこの世間の3連休は、観光地は、きっとどこもいっぱいだったでしょう。
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 その後、旭川の対岸に渡り、昨年就任したバイコロジー運動を進める会の会長として、自転車の中でも、マウンテンバイクとタンデムの会へ。特に、二人乗り自転車のタンデムは、公道は走ることができませんが、例年、役員が、視覚障害のある方を後部座席にお乗せして走るというイベントをやっています。

 本日も、多くの障害のある方がお越しで、会長さんからは、この度の障害者自立支援法のサービス1割負担や単県医療費工費負担1割負担についてのお話をうかがったり、盲導犬がご主人をいかに好きかということに、感動したりしておりました。

 実は、私も、タンデムに乗るのは初めてで、後ろに全盲の70歳の男性を乗せて、ペースが分からず、びゅんびゅん行きました。変速がない方に乗ったため、変速付きの倍もまわさないといけないため、後部座席の息づかいが荒くなるのを感じ、相生橋から、蓬莱橋あたりで、さすがに、スピードを落とし、在来線の鉄橋の下のサイクリングコースを呑気に進みました。
 要するに、大の大人の自転車の二人乗りなのですが。

 マッサージ師である男性は、毎年これを楽しみにされているということで、私は、左右に何が見えるのかを伝えながらペダルをこぎました。「雲一つ無い青空ですね。後楽園の横ですね。車がいっぱい駐まっていて、お客さん多いですね。あ、若い衆がバーベキューをやってますね」「あ、においがした!」という会話も新鮮で、さかんに、「気持ち良いなぁ、幸せだなぁ。」と言われるのには、かえって、こちらが恐縮してしまいました。
 「カラオケしか楽しみがないんよ〜。」とのことで、これだけ楽しみにされるのは、年に一度のタンデムで、なにかいろんなものが見えておられるのかなぁ。
 「凸凹あります〜」というような、私が見えていることを言葉にすると、落語の『心眼』ではないですが、意外に、見ているけれど見えてないんだな、と思えてきます。

 一方で、向こうに伝わる体型から、「なんか病気ありそうだな〜」、と言われたのには、どきどきして、「触ったら分かられますか?」「わかるよ〜」とのことなので、近々に、マッサージというものに、生まれて初めて行ってみるかな〜。


 わずか4kmのサイクリングでしたが、旭川のサイクリングコースが、とてつもないものに思えてきました。もったいない生き方をしているものです。


 このタンデムは、8台ありますが、バイコロジー運動を進める会としては、自転車の素晴らしさが分かって貰えるような使用のされ方であれば、基本的に貸し出し可能です。ご希望でしたら、ご一報下さい。ただ公道は、走ることはできません。

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