2006年2月12日(日) 【西口から奉還町口に】

 熊本を午前5時前に立ち、岡山市は朝の冷たい雨も、西から東へ天気は変わっていくのを体感しました。結局熊本の街を全然見ていません。久々のほぼ徹夜で、午後からの児童虐待のシンポジウムでは、なにかぼーっとしておりました。
 午前中は、時々参加させて頂いている「駅西地域街づくり協議会」が、内閣官房都市再生本部に採択された「全国都市モデル再生調査」に基づいた『奉還町いきいきプラン』報告会に参加させて頂きました。私は、アドバイザー的なご紹介を頂戴しましたが、あくまで一会員として、精緻な報告には感嘆しました。
 大政奉還にゆかりの奉還町界隈は、高齢化率が30%を越え、築30年以上の建物も30%を越えて、老朽化した住宅が密集しており、大型の消防車は進入不能な狭隘な道路も多くあり、安全安心、防災のまちづくりのための課題も多いですが、逆に、公共交通の便が良く、病院や福祉施設も充実しており、さらに、駅元町再開発ビル(フォーラムシティ、リットシティ)ができ、一挙に飛躍する期待感が高まっています。
 さらに、将来的には、「ファジアーノ岡山」の本拠地(桃太郎スタジアム)の玄関口でもあり、報告書のように、「ホッと 心が安らぐ住環境 HOTに(熱く)賑わう商環境」を目指して、大きく生まれ変わる要素があります。東西が連絡しながら、西口から奉還町口に、新しい街が生まれる胎動を感じます。
 県としては、旧西署跡地の有効活用は決めたものの、重機が入れられない大正町の県警宿舎跡の有効活用という課題もありますが、ともあれ、駅西、駅東、表町の連絡、競争で、共存共栄の街づくりを目指さなくてはいけません。

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