2004年8月17日(火) 【国体と生涯スポーツ】

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 来年度おかやま国体の成功のいかんは、一過性のスポーツイベントではなく、裾野を広げると言う意味では、むしろ、数年後、いかに以後の順位をキープするかにかかっていると思います。
 そのために、指導者の身分保障や選手の定住化等、長期的なスポーツ振興のために取るべき施策があるのではないでしょうか。また、スポーツボランティアが、障害者スポーツの普及に繋がるという視点も、極めて重要だと思います。
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 文教委員長のあて職で、財団法人岡山県体育協会の理事になるというものがあり、定款変更等もあるのか、実印を推し、印鑑証明をつけて書類提出しました。

 いろんなあて職があるのですが、来年国体を控えていることもあり、体協役員は、非常に重いものと考えています。特に、国体の入場行進では、お揃いのスーツも作って、選手と入場行進するのが慣例で、私も、10月末には埼玉で岡山県選手団に混じり、行進する予定です。

 今日は、同会の普及委員会があり、「生涯スポーツのすすめ」という冊子の第21集、22集の話し合い。
 学識者という立場での出席でしたが、とりあえず発言はして参りました。公式の会議では、賛成なら、ただ賛成だというだけでも良いので、なにか発言するのは、議員の義務と考えています。


 22集のテーマは、来年の国体後、なにが残るか、なにが育つかということ。大きく分ければ、@競技力の向上、A指導者、Bスポーツボランティアの3つではないかという話。

 来年度、岡山県が、天皇杯を獲得するものと確信いたしますが、国体が成功だったか否かをスポーツの裾野が広がるという観点で見れば、あるいは、地元開催後の5年間、10年間の国体で、大きく順位を崩さないことが基準になると思います。

 選手強化は、8年前から行われていると言えますが、突き詰めれば指導者を含めた人材が、身分保障を含めて確保されないことには、順位のキープは難しく、地元開催後は、じり貧になっていくかもしれません。
 少なくとも、付け焼き刃的に寄せ集めをすると、そのつけは、追って顕われてきます。

 「岡山国体だけに必要な子どもを育てない」「現役を辞めても楽しめる」それが生涯スポーツの意義だ、という、ある委員のご意見は、目から鱗でした。
 職員採用等で指導者の身分保障をする、選手が永住したくなるような施策は、とらないといけないものです。


 ちなみに、熊本県は、天皇杯後、10位前後をキープし続けているそうです。岡山が、「レナードの朝」になって良いわけがありません。

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