2003年11月18日(火)
【スペシャルオリンピックス日本・岡山の設立を!!】

 呑気な調子をお許し下さい。

 それにしても、今日の空は、実に澄んだ、深く高い美しい秋の空でした。あ〜こういう空で、飛行機に乗りたいものだなぁ。
 なぜか芋食べたいなぁ。


 ところで、9月の「財団法人世界青少年交流協会」の「ロシア青少年教育視察団」には、長野県の青年団体連絡協議会会長が参加されていましたが、その時に、とにかく、出てきた料理は、(機内食を含めて)全て写真に撮るという、不思議な趣味の長野の女性が、おりました。
 (実は、私も似たような趣味があります。)

 ロシアの写真を送って頂いたら、9割が料理の写真だったのでありました。どないせーちゅうねん?

 しかし、その女性は、料理研究家ではなく、有能なOLであり、さらには、「スペシャルオリンピックス日本・長野」の事務局をしているのでした。



 さて、「スペシヤルオリンピックス(OS)」は、皆様、聞き慣れない言葉だと思います。

 全世界で知的発達障害のある人の数は、全人口の2〜3%、約1.7億人といわれていますが、スペシャルオリンピックスは、知的発達障害のある方々に、様々なスポーツトレーニングと、その成果の発表の場である競技会を年間を通じて提供している国際的なスポーツ組織です。

 スペシャルオリンピックスの活動は、日常のスポーツ・トレーニング・プログラムと、競技会を提供するもので、多くの市民ボランティアによって支えられています。

 こういったスポーツ活動に参加する「アスリート」は、健康や体力増進、スキルの向上を促進するだけでなく、社会性を育て、自立への意識を高められます。



 ちなみに、国体の後に開催される全国障害者スポーツ大会は、それまでの全国身体障害者スポーツ大会と全国知的障害者スポーツ大会を、平成13年の宮城大会から統合し、国内最大の障害者スポーツの祭典として開催しています。

 「NEW!!わかふじ国体」秋季大会の直後に、全国から選手・役員約5500人を迎えて、第3回全国障害者スポーツ大会「わかふじ大会」が開催されました。
 岡山は、第5回ということになります。

 そして、アテネパラリンピック大会には、知的障害選手の種目を含まないことが決定しています。



 しかし、2005年には、「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」が、長野にやってきます。

 「スペシャルオリンピックス日本・長野」は、スペシャルオリンピックス日本の地区組織ですが、青年ボランティアが燃え上がった、あの長野冬期オリンピックのノウハウを活かして、再び、長野を世界に発信するスペシャルオリンピックス冬期世界大会を実行していく組織です。

 長野の青年達は、日本中からボランティアを集めて、冬期オリンピックを動かした実績があります。

 もっとも、この世界大会は、純粋にスポーツを楽しむもので、決して国の威信を背負ったり、順位を競うものではありません。



 ところで、知名度の低いスペシャルオリンピックスの名前を日本全国で、少しでも多くの人々に知ってもらおうと「500万人トーチラン」が、企画されています。

 スペシャルオリンピックスの理解促進と認知向上を第一に、障害のある人々と健常者との交流によって心のバリアを取り除くこと、ボランタリズムの啓発、そして「2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会」の成功を祈って行われる企画は、日本中一ヶ所でも多くの地区で、一人でも多くの方々に参加して頂き、トーチランを中心にした催しを開催していこうというものです。

 企画は、都道府県、市町村単位で進められ、2004年の9月頃から2005年の2月にかけ、日本各地でトーチランを組み込んだいろいろな催しが行われる予定です。


 しかし、残念なことに、岡山県には、いまだに、「スペシャルオリンピックス日本・岡山」という地方組織は立ち上がっていません。
 このままでは、トーチは、岡山県を素通り。

 願わくば、岡山にも、OS日本・岡山が立ち上がれば、世界大会はもちろん、17年の全国障害者スポーツ大会にも、大きな力を発揮するに違いありません。

 幸い、岡山県には、例えば、「森の風クラブ」のように、障害のある方々にスポーツをということで、精力的に動かれている方が、何人もおられ、障害者スポーツが隆盛する、その土壌は、十分にあるように思います。


 ところで、「岡山東ライオンズクラブ」さんが、この度、知的障害者をテーマにしたドキュメンタリー映画「エイブル」の上映と、「スペシャルオリンピックス日本」理事長 細川佳代子氏の講演会を計画されています。
 ※ 11月22日(土)午後2時〜 岡山県総合福祉会館(石関町)
    入場無料 申込みFAX返送先 岡山東ライオンズクラブ
                   086−803−5512

 実に時期に適った企画であり、私は、クラブのメンバーでも、実行委員でもなんでもないのですが、趣旨に全面的に賛同し、是非、一人でも多くの皆様にご参加頂きますよう、心からお願い申し上げ、ご案内させて頂く次第です。


 それにしても、長野県の青年団体連絡協議会の方とは、いわば、ロシアでお知りあいになったわけですが、意外にこれからおもしろい展開になりそうで、非常に楽しみです。

 長野に行かなくては・・・。「はちのこ」の写真を撮るのです。

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